ほろ苦い七草粥を出汁と味付けで美味しくする方法と炊き方のコツ!

   

 
182 ほろ苦い七草粥を出汁と味付けで美味しくする方法
 
 
お正月明けに、七草粥を食べて体調を整えるのは昔からの習慣ですが、ちょっと苦いとか味気ないのが残念なところですよね。そこで、塩味と水で炊くだけでなく、ちょっと一手間かけて、魚貝の出汁と味付けで、美味し工夫をしてみてはいかがでしょうか。
 
 

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七草の出汁のとり方と作り方

七草がゆを美味しく食べるには味を良くするか、味の好みを変えるしかありませんが、流石にいきなり味覚や好みを変えることはできないですよね。そこで、味を良くするには、七草の苦みを薄めるのと、塩味以外の味付けをするのと、水から炊かずに出汁で炊く、この三つの方法しかありません。
 
一番手っ取り早いのが”出汁”を工夫することですが、出汁は奥が深いので簡単に。また、本来は七草の出汁で食べますが、動物性タンパク質の出汁の力強さと旨みにはかないません。ちょっとアレンジと考えてくださいね。
 

かつお出汁で炊く

基本のカツオ出汁で構いません。贅沢に昆布も加えると、うどんや蕎麦の出汁をイメージするといいですよ。違いは「塩や醤油」など味付けをしないことです。
 
因みに、ほんだし・だしの素など呼び方は色々ですが、化学調味料を使えば手間いらずで簡単に作れますが、塩分が含まれているので、味付けするときには気を付けてくださいね。
 

干し貝の出汁で炊く

中華粥の出汁の定番に「干したホタテの貝柱」が使われます。その他、ちょっと贅沢ですが「干しアワビ」も合いますよ。
 
どの貝を使っても、基本は干し貝を一度水に戻します。この戻し汁と貝でお米を炊いてお粥を作るだけです。
 

鳥肉の出汁で炊く

お正月料理で胃がお疲れになり易いといわれています。だからさっぱりとした七草粥を食べて胃腸を整えたいところなので、モモ肉や皮のように脂の多い部分は避けて、胸肉にするとさっぱりとしますよ。
 
鳥の胸肉をサイコロ状にするか、細長く2~3cmに切ってとり肉を強調しても構いません。また、お魚焼きグリルで焼いてからお米と一緒に炊くと、香りが際立ちます。
 
勿論、鶏がらスープの素や中華だしの素、ウェイパーなどを使うと簡単ですが、塩分が含まれているので、味見をしてから最後の味付けを決めてくださいね。
 

昆布茶/塩昆布で炊く

昆布で出汁をとることを考えれば、昆布茶でお粥を炊いても何もおかしなことはありません。
また、塩昆布を一つまみ入れて生米と一緒に炊くだけなので、出汁と味付けが同時にできてしまいます。
 
因みに、「茶粥」という食べ方があって、お茶でお米を炊いた料理があります。でも七草粥の場合は、普通のお茶と七草の味や香りが喧嘩してしまうので、昆布茶にしておいた方が無難だと思います。
 

他の魚の出汁でも構わない?

お正月の魚といえば「ブリ・サケ・タイ」ですよね。頭は色々料理に使えますが、背骨や尻尾を食べる人は少ないと思います。
そんな時は、アラをお魚焼きグリルで焼いて火を通してください。後日、七草がゆを食べるときに水に入れて出汁をとると、香ばしい出汁になります。
 
勿論、「ブリ・サケ・タイ」の身をとっておいて七草がゆの隠し具材にできるし、余った刺身を冷凍しておいて七草がゆに入れるという食べ方もできます。
 
 

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七草粥は何で味付けしたらいい?

七草粥の味は、塩味だからさっぱりしているという意見と、塩味しかしないから味気がない、または七草の苦みがはっきりして食べづらいという意見があります。
 

苦みを薄めるには?

七草というだけあって、どれも葉物ですよね。だから下茹でしすぎると、苦みと一緒に風味と栄養が無くなってしまいます。だからご飯と七草を一緒に炊いているわけですが・・・。
 
そんな時は「七草を細かく刻んで、塩を振ります。10分~15分程して水分が出始めたら絞ります。簡単な灰汁(あく)抜きの完了」
 
・もう一つの手段は、同じように塩を振ります。その後「水分が出始めたら熱湯にサッとくぐらせる。軽く流水で冷まして絞ったら完了」
 
・どちらも灰汁を抜くことで、苦みも一緒にある程度抜けます。灰汁を抜いてから、炊いている最中のお米に加えて一緒に調理するか、お粥が出来上がってから灰汁を抜いた七草を加えてください。
 
※絞りすぎる、湯がきすぎると風味と栄養が抜けてしまうので注意してくださいね。
 

塩味以外の味付けは?

苦みを抜いたら、塩味だけでも食べられますが、それでは味気がない!とか、何かもう一味欲しい!という場合があります。
 
・出汁を別にとっておいて、「香りがする程度のしょうゆ」「みりん少々」「塩」を加えて片栗で溶いてお粥にかけます。お粥は味付けなしで、各自お好みの量を入れるだけです。
 
・新巻鮭、鯛の塩焼きの身を乗せるだけで、全く違ったお粥に変身!一緒に炊き込んでもイケますよ。
 
・完成した七草粥に、梅干しや高菜漬けや野沢菜などを追加!七草プラス梅干し粥とか、七草プラス高菜粥とか、そんなアレンジもアリです。ある地域では、高菜入れるのが当然という場所もありますから。
 
・パンチの効いた味にしたい場合、炊き上がってから「ほんの少しの味噌と豆板醤を出汁で溶いて加える」雑炊風。これだけで、全く違ったお粥に昇華いたします!
 
・とり肉、鶏がらスープの素を使ったとき、ゴマ油を2~3滴たらすかすりごまを加えても美味しいですよ。
 
なんだか七草粥から少し離れてしまったような気がしますが、「お粥」とはどんな食べ物なのか、ちょっと触れておきますね。
 
 


お粥の炊き方に違いはある?

お粥について確認しておきます。見た目も食感も似た食べ物で、「雑炊」「お茶づけ」があるので、分類したいと思います。
 
お粥とは・・・「生米を柔らかく煮た食べ物」
雑炊とは・・・「沢山の具材と生米を味噌やしょうゆで煮た料理、冷や飯を煮た料理」
お茶づけとは・・・「炊いたご飯にお茶をかけた料理」
 
※一般的に、お粥は生米を煮て作り、雑炊は炊いたご飯から作って、卵でとじたり具沢山にした料理を指すことが多いです。でもその違いは曖昧で決まった定義がありません。
 

お粥の作り方の目安
1、出汁(水)はお米の5倍
お米1カップ(200ml)→ 出汁(水)は5カップ(1000ml)

2、お米を出汁に浸けておく 約30分
土鍋で作るのがおすすめ。

3、火にかけて煮込む
蓋をして、始めは強火、沸騰し始めたら弱火にして約30分
拭きこぼれないように気を付けること
生餅を入れるなら、弱火にしたときに入れる

4、七草を入れる
七草を加えてひと煮立ちさせたら火を止めて、数分蒸らす
焼いた餅を入れるならこのタイミングで加えます

 
※お餅を入れるなら、約1cm角に切って焼くと、お粥に入れたときに食べやすいですよ。
※お正月明けですが、鏡餅を食べるわけではないので、包丁を使って切って構いません。
※七草がゆは1月7日に食べる行事食。鏡開きは1月11日か20日になります。
 
 

最後に・・・

あっ、いけない!七草について全く紹介していませんでした!七草粥に入る七草とは、「せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ」のことです。そして、七草が入っていれば七草粥!と考えれば、味付けや出汁は多少アレンジされていても七草粥になります。
 
また、いくらお正月胃袋が疲れていても、塩と七草だけでは物足りない!という人には、七草プラス一品や二品・七草味噌と豆板醤味・とり肉入りの七草&とりダシ粥でも十分胃袋を休められるのではないでしょうか。
 
それでは、薬効果もあるといわれる七草を美味しく食べて、新年早々胃腸と心身を元気にしてあげてくださいね。
 
 

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