世界最古の釣り針の発見は世界の釣りと漁の歴史がわかる?

   

 
193 世界最古の釣り針の発掘Top
 
魚貝類を捕って暮らしていた跡は世界各地で発見されていますが、釣りが始まった歴史はまだ詳しくは分かっていません。そんな中、世界最古の釣り針が沖縄で発掘されましたが、釣りや人類が沖縄に暮らし始めた歴史などについて紹介します。
 
 


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世界最古の釣り針は沖縄で発見された?

2016年9月、沖縄で「世界最古の釣り針が発掘!」と発表。この発見は二つの分野で期待が膨らみます。
 
一つは、考古学から新しい歴史の発見や人類の分布、当時の暮らしの様式、沖縄における生活様式の始まりなど、多くの研究が進むかもしれません。考古学や歴史に興味がある人には目が離せない、興味深い発見ですよね。
 
もう一つは、釣りの歴史に新しく一石が投じられたことです。今まで、世界中で釣りの発祥地、海での漁の始まりなどいくつも説が分かれていました。今回の発見で、現存する道具から見て、日本人(琉球の人)が世界で最も古くから”釣り”をしていた、ということになるのではないでしょうか。
 

これまで最古の釣り針はどこで発掘?

これまで最古といわれてきた釣り針は、約1万6千年前~2万3千年前のもので、発掘場所はインドネシアとオーストラリアの間に位置する、東ティモールという赤道近くの国の遺跡で発掘されたものでした。
 

沖縄ではどんな釣り針が発掘されたの?

ニシキウズ科という、アワビやサザエなど巻貝の一種の底を割って磨かれて作られています。大きさは、約1.4mmの完成品が1点と、同じくらいのサイズの未完成品が1点の合計2点発掘。
 

どれくらい古い年代の物?

約2万3千年前の旧跡時代後期に作られた、貝製の釣り針と発表されています。因みに、保存状態はかなり良いとされているので、測定された時代の信憑性はかなり正確だといわれています。
 

釣り針の発見から何が分かる?

日本で発見されている旧石器時代の発掘物で、釣り針どころか道具を使って漁をしていた証拠になるものは見つかっていません。この発見から、旧石器時代の沖縄が日本で最初に道具を使って漁が行い始めた場所と時代ではないか?ということになります。
 
 

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釣り針の出土した沖縄の先史時代とは?

沖縄県南城市にサキタリ洞遺跡のある「ガンガラーの谷」という観光地があります。この遺跡から、約3万年~3万5千年前の人骨や、当時食料にしていたと思われるカモズクガニやシカの化石が発掘されたと、2010年5月に発表されています。
  

どれくらいすごい発見?

この発見から、人類が沖縄で暮らし始めたのが約3万年~3万5千年くらい前ではないかという説があります。これまで数々の発見と研究から、この旧石器時代にはすでに、私たちの祖先が沖縄周辺を含めて西太平洋の島々を航海していた、釣りなど漁をして暮らしていたらしいといわれています。
  
  


因みに日本最古の居住跡・遺跡は?

昭和生まれの年代の人達は、「3万年以上昔に日本には人が住んでいなかった」と学校教わってきたのではないでしょうか?
 
近年になって、東北地方の宮城県座散乱木(ざざらぎ)遺跡では、4万年以上古い石器が発見されたと発表されています。その後、次々と前期・旧石器時代の遺跡が発見されるようになりました。
 
また、九州地方の宮崎県後牟田(うしろむた)遺跡では、約4~5万年前の石器が発見。これが2016年現在、日本で最古の石器であり、最古の遺跡といわれています。
 
このように、日々研究が進歩していて、古い遺跡や石器が次々と発見されているんです。
 
 


最後に・・・

島国日本で漁業をして生活するには道具が必要なので、石器時代には行われていなかったと考えられてきました。でも今回の沖縄での発見は、石器時代にはすでに釣りをしていたことが判明したことになります。
 
当時はどれほど魚影が濃かったのか・・・・、現代の釣り人や魚ファンにとって夢のある発見であり、憧れでもありますよね。機会があったら、巻貝の底を割って磨いて、その釣り針で当時の釣りを再現してみてはいかがでしょうか。
 
 

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 - 釣りの話

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