サザエのつぼ焼きと刺身と茹でるときの下処理方法と食べ方は?
サザエ料理といえば、つぼ焼きが代表的な料理ですよね。他にも刺身や茹でたりして食べます。そんなときに、ちょっと気になるのが下ごしらえではないでしょうか?そこでサザエのつぼ焼きと刺身と茹で料理の下処理方法と食べ方について紹介しますね。
サザエ料料理下処理方法!つぼ焼きの場合は?
サザエのつぼ焼きには、二通りの食べ方があるんです。焼いて食べることに変わりありませんが、下処理方法が変ってきます。
お店で多い食べ方
一度、殻から取り外して腸(はらわた)などを取り除いてから元に戻して調理しています。また、出汁と醤油・みりん・砂糖・塩など、色々な味付けをされている場合や、下茹でしてから味付けしている場合もあります。
これはこれで一仕事してくれているので、本来は喜ばしいことなんですが、欠点はサザエ本来の風味が半減してしまうことなんです。良い点は「砂を含んでいる部分を取り除ける」「苦い部分を取り除ける」。
浜辺や漁師など現場の食べ方
獲ってきたサザエをそのまま火にかけて、ひと煮立ちさせます。そのまま海水の塩味と本来の風味を楽しむか、醤油を垂らして楽しむという方法があります。
これが、本来のつぼ焼きの楽しみ方ですが、勿論欠点もあります。火が通ったかどうか分かりづらいので、半生状態のときや、茹で過ぎで身が固くなってしまうときがあるんです。
つぼ焼きのときの下ごしらえ方法は?
一旦、サザエを取り出して殻に戻す方法は、後ほど紹介する刺身の下ごしらえを参照してくださいね。
それでは「つぼ焼きはそのまま焼く」という食べ方を紹介しますね。動画を参照してください。
初心者向けということですが、プロが見せてくれるサザエの下ごしらえの基本となります。
※動画は鳥取県の皆生温泉「皆生菊乃家」の厨房から
・小指を入れて内臓を取り出すとき、指を入れてねじりながら取り出してください。
・中火で火にかけます。沸騰してきたら「醤油+ 料理酒」(分量1x1)を少し垂らす。
・再度、沸騰して吹きあがったら完成!
サザエの刺身の下ごしらえ方法!
お店で、たまにサザエの刺身というメニューを見かけるときがあります。結構な量がお皿に乗ってくるというイメージがありますが、実は1コのサザエで刺身として食べられる量は、大人の親指程度の大きさしかないんです。
それでは、どの部分をどうやって処理して食べているのか、動画を見てみてください。
※内臓のとり出し方の良い参考になります。
・「食事用ナイフ」「スプーンの柄」「ドライバー」どれを使っても構いません。
・ワタ、余分な部分、口(固い部分)を取り除く
・ヌメリをとる→ 塩を振ってもむ(20~30秒くらい)、流水で洗い流す
・薄く切って、盛り付けて完成!
サザエの茹でるときの下ごしらえ方法と食べ方!
新鮮なサザエなら、刺身で食べても、つぼ焼きにしても味や風味が最高です。ところが少し時間が経つと、やや臭いが強くなったり、風味が落ちるものです。
そんなサザエなら下茹でしてポン酢で食べるだけで、格段に味が良くなるんです。そこで、茹でサザエの下ごしらえについて紹介しますね。
・殻が上になるように入れる。水は角が少し出るくらいの分量
・沸騰してから約10分
・身・ワタを取り出して、刺身やつぼ焼き同様切り分ける
・盛り付けて完成!」
最後に・・・
海のそばに住んでいて、サザエが獲れる地域なら、いつでも新鮮なサザエを食べることができます。でも都会では、いつも新鮮なサザエを手に入れる、ということは難しいですよね。そんなときは調理方法を工夫してみてはいかがでしょうか?
だから、最初にご紹介した「お店でのつぼ焼き」という調理方法が理想的なんですね。それでは、サザエを下ごしらえを上手行って、美味しく食べてくださいね。