潮干狩りに行く前に貝毒を確認する方法!毒の種類と発生の原因

   

 
 
 
毎年春頃から、海の砂浜では潮干狩りが盛んになりますが、近年になって特に注意が必要な貝毒というものがあります。でも、どう気を付ければいいのでしょうか?そこで、潮干狩りに行く前に、貝毒の確認方法とどんな毒があるのかについて紹介しますね。
 

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潮干狩りに行く前に貝毒を確認する方法!

潮干狩りが楽しいのは、普段お店で買うだけの貝を、掘り出して楽しいのと、自宅へお持ち帰りできるところですよね。もう一つ、新鮮で捕れたての貝は、食べるときに海の香りが身に残っているので、お店とは一味違います!
  
お店で売られている貝は、しっかりと検査されているので滅多にあたることはありませんが、天然の貝類には毒やウィルスが含まれていることがあるんです。そんなこと、ついうっかり忘れて食べると大変なことになります。
 

□貝の毒やウィルスを防ぐ方法は?

貝が原因で調子が悪くなる場合、「毒とウィルス」を混同して「全て加熱すれば大丈夫!」と思われることが多いんです。
 
・貝類のウィルスの場合
ウィルスは”加熱”すれば死滅します。種類によって死滅する加熱温度や加熱時間が異なりますが、基本的には熱を一定時間加えることで、安全に食べることができます。
 
・貝類の毒の場合
毒は”希釈”するか”無効にする成分”を摂取が必要です。だからいくら熱を加えても死滅しません。※他の毒は別で、貝類の毒についての話です。
 

□潮干狩りのとき、安全に食べる方法は?

貝類の多くには、多少毒成分やウィルスが混じっていることがあります。牡蠣を除いて殆どの貝は火を通して食べているので、幸いにもウィルスの心配は殆どありません。
 
問題は毒の方なんです。毒の数値が安全な範囲であれば食べても問題ありませんが、安全範囲を超えていたら食べると体に異常がでます。対策方法は食べないことだけなんです。
 

□潮干狩りに行く前に確認がおすすめ!

事前に潮干狩りの行き先を確認することが、一番の対応策になります。
「毒が発生していない?」
「近くの海岸で毒が検出されていない?」
「付近ではどの貝から検出された?」
 

□どこで貝毒の情報を入手したらいいの?

至る所に入手方法がありそうなものですが、1年に数回しか潮干狩りに行かない人にとって、情報入手は難しいですよね。
 
最新情報を持っているいるのは、各「市町村」か「都道府県」になります。そこで、調べるときはインターネットで次の手順で入力してみてください。
 

貝毒の検索方法
 
1、潮干狩り先の”都道府県”か”市町村”を入力
 
2、地域名の後にスペースを入れて”貝毒”と入力
 
例とえば→ 千葉県 貝毒 / 
 
※ピンポイントで出てこない県がたまにありますが、各都道府県の水産課で報告が出ているので活用してみてくださいね。
  
  


潮干狩りであたるかも?貝毒の種類と数値の見方!

一言で”貝の毒”と言っても、症状にはいくつか種類があります。中には食べても命に別状がない場合は規制していない場合や、輸出入する場合に相手国で規制がある場合など、状況に応じて対応が違います。
 

毒の規制値の見方

日本で出荷規制されている毒は2種類
・麻痺性貝毒・・・4MU/g
・下痢性貝毒・・・0.16mg/kg
 
日本で規制されていない毒
・記憶喪失性貝毒(ドウモイ酸)・・・20ppm
・神経性貝毒・・・規制はない
・アザスピロ酸・・・日本では規制・監視なし。輸出先で規制されている場合160μg/g
 
※麻痺性貝毒の規制値、4MU/gとは?
1MU/gの毒は、体重20gのマウスに1ml投与して15分以内に死亡させる量のこと。因みに人体を死に至らしめる量は、体重60kg/約3000MU。
 

貝毒を摂取したときの各症状

・麻痺性貝毒
摂取してから30分くらいで発症。症状は体の一部から軽度の麻痺が始まり、少しづつ全身に広がる。症状が重い場合は、呼吸器官が麻痺をして死亡する場合がある。解決する薬がないため、人工呼吸器など機械で対応して毒が抜けるのを待つか、体が持ちこたえられなくなるか、現在は二通りの手段しかありません。
 
・下痢性貝毒
激しい吐き気・嘔吐・腹痛・下痢などが起こる。摂取してから3~4時間以内に発症、回復は3日くらい。規定値を超えたものは出荷しないように検査されている。
 
・記憶喪失性貝毒(ドウモイ酸)
摂取してから数時間で、吐き気・嘔吐・腹痛・下痢が起こり、その他、重度の場合は記憶障害や混乱、平衡感覚がなくなる、けいれん、昏睡状態に陥る場合がある。また、死亡例も確認されている。
 
・神経性貝毒
食べてから3時間以内くらいで発症。口の中がヒリヒリとする、運動・温度感覚の異常など神経障害が起こる。また、軽度の吐き気・嘔吐・腹痛・下痢が起こる場合がある。
 
・アザスピロ酸
下痢に似た症状で、吐き気・嘔吐・腹痛・下痢といった症状がでる。通常は数時間~18時間、症状がでて数日で回復。
 
 

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潮干狩りで貝毒が発生する時期と原因は?

毒が発生しやすいのは、全国的に温かくなる時期の3月頃から9月頃。つまり、ウィルスが活発になる時期と大体一緒なんです。
 
毒もウィルスも2枚貝の体の構造上、体外へ排出する仕組みがありません。感染経路について詳しく知りたい方は、別記事の「牡蠣にいるノロウィルスはどこからきたの?」を参照してください。
 

貝が毒を持つようになる原因は?

貝は海中のプランクトンを栄養として取り込むで生きています。このとき、毒を持ったプランクトンを吸い込むことで貝に蓄積されていきます。
 

なぜプランクトンが毒を持つようになるの?

日が照る時間が延びることで、水温が上昇してプランクトンが活発になって大量に発生します。その時期が大体3月頃~5月頃なんです。
 
 


最後に・・・

規制されている中で、一番怖いのが毒を中和することができない「麻痺性貝毒」、体にこたえるのが「下痢性貝毒」。どちらもお付き合いしたくない毒ですよね。
 
水揚げしてお店に出荷するときは、ちゃんと検査しているから安心して食べることができますが、潮干狩りに行って捕ってきた貝は、検査はされていないので気を付けようがありません。
 
近隣の漁港や業者や自治体などが検査しているので、貝から毒が検出されるとちゃんと情報が流れますよ。是非潮干狩りに行く前には確認してくださいね。
 
それでは、新鮮な貝と海で過ごし時間をお楽しみください!
 
 

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 - 魚の諸々話

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