魚の内耳と側線の役割と構造は?魚は音の違いまで分かる?

   


 
魚が音を感知するときは、内耳と側線という二つの器官が機能しています。そこで、内耳とはどんな仕組みをしていて、側線とはどんな器官で、それぞれの器官と音がどんな関係なのかなどについて紹介しますね。
 

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魚の内耳はどんな構造になっているの?

魚の外見を見ても、どこが耳なのか分からないですよね。なぜなら魚の耳は外についていないからなんです。つまり頭骨の中に耳があるんです。
 

魚の内耳とは?

音を感知する「内耳と側頭器は体内」についています。だから一生懸命探しても見つけることはできません。そして、外から振動が来ると、この二つの器官が感知します。
 

魚の内耳の構造とは?

頭骨の一部には、耳殻という耳を構成する部分があって、その中はリンパ液で満たされています。このリンパ液の中に内耳が浮いているんです。そして、外部から振動を受けとると、リンパ液の中に浮いた内耳に伝わって振動を感知します。
 
ところが、魚の種類によって、微妙にこの内耳の位置が異なるんです。ただ付いている部分が、頭骨内の上の方についていたり、下の方についていたりするだけで、「音= 振動」を感知する仕組みは同じです。
 

耳に伝わった振動はどこで吸収する?

内耳に振動が伝わるとどこかで吸収しないと、内耳が揺れ続けることになってしまいます。この圧力を吸収するのが「鰾・うきぶくろ」という器官になります。
 
昔は、魚の浮力の調整だけの器官と思われてきましたが、この音を感知する器官とその振動の圧力を吸収する、大きな役割があるんです。
 

全ての魚が同じうきぶくろを持っている?

残念ながら、うきぶくろがある魚と、うきぶくろが無い魚がいます。例えば、深海魚と川魚では体形や表面のウロコの付き方が異なるのと同じように、うきぶくろの有無にも”差”があるんですよ。
 
 

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魚の側線という器官はどんな役割がある?

側線という器官が魚にはあります。この器官の役割は水の振動や水の流れを体で感知する働きがあります。内耳との違いと側線という器官の役割をまとめますね。
 
内耳→ 耳で音(振動)を感知する器官
側線→ 体で音(振動)や水の流れを感知する器官
 

側線という器官はどこについているの?

頭の後ろ~背中の斜め横~尾に、胴体の鱗とわずかに見た目が異なる鱗が線のように連なっています。その線状に連なった鱗の下に、側線管がついています。これが「側線」呼ばれる感覚器官のことです。
 

なぜ魚同士がぶつからないの?

この側線という、胴体に付いている器官のおかげで、魚同士の距離を図ることができるんです。勿論、目で見るという、視覚としても確認しています。つまり、目と側線という二つの器官で魚同士の距離や障害物を感知していることになります。
 
●目で魚同士の距離を認識
●側線で目で見えない体全体と他の物体を認識
 
 


魚は音の違いが分かる?

魚は音を感知することができますが、「音の質」は感知できると思いますか?例えば、人間なら音の変化と組み合わせを音楽として聞き分けることができるし、生活上様々な音を聞き分けて生活していますよね。また、左右の耳で音の違いを聞き取っています。
 

振動の強さは感知できる?

魚は、「音の強さ= 振動」の強さを感知する能力が備わっています。例えば、遠くで人が歩いて振動が起こっても、遠ければ弱い振動か伝わってきません。反対に、近くで強い振動を感じるとすぐに隠れたり、警戒します。
 

左右の耳で聞き分けることができる?

残念ながら、魚は左右の耳で音の違いを聞き分けることができないんです。内耳には左右を使い分ける機能が備わっていないんです。
 
 


最後に・・・

魚は人間と耳の構造が異なるということは、感覚的に分かっていますが、「なぜ?」と突き詰めてみると、こんな仕組みになっていたんです。側線や魚の体の構造に興味がある人は、魚をさばくときに探してみてはいかがでしょうか?知的探求と食欲を満たすためになりますよ。
 
 
類似記事
→ 「魚の聴覚と水中での音の伝達の仕組み
  
 
参考:「魚との知恵比べ・川村軍蔵」
 
 

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 - 魚の諸々話

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