ひじきに含まれるヒ素の危険性と安全な食べ方!禁止のカナダの意見は?

   


 
ひじきには良くないものが含まれているらしいゾ?といわれるようなったのは2000年に入ってから。販売禁止になっていますが、一体何が良くないのでしょうか?また、日本では規制されていませんが、どうすればよりリスクを減らせるのかなどについて紹介します。
 

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ひじきに含まれるヒ素はどれくらい危険?

ひじきは、様々なミネラルなどが多く含まれる海藻だ!と体に良いといわれてきたました。その反面、海外ではヒ素が多く含まれる危険な食品の一つとして発表されています。
 

ひじきのヒ素の含有量は?

ひじきにヒ素が多く含まれているなら、他の海藻類も同じように沢山のヒ素が含まれているのでは?と疑いたくなりますよね?
 
それぞれ乾燥させた海藻に含まれている、ヒ素の合計量、人間に有害な無機ヒ素量を比べてみますね。

ひじき
全ヒ素量→ 110mg/kg
無機ヒ素→ 77mg/kg
  
わかめ
全ヒ素量→ 35mg/kg
無機ヒ素→ 0.3mg/kg未満
 
こんぶ
全ヒ素量→ 50mg/kg
無機ヒ素→ 0.3mg/kg未満
 
のり
全ヒ素量→ 24mg/kg
無機ヒ素→ 0.3mg/kg未満
  
参考:東京都福祉保健局
  

ひじきは食べても大丈夫?

ヒ素の含有量だけみれば、ひじきはとんでもない食品ですよね。でもこの数値は、あくまでも調理前の状態の含有量なんです。
  
水に浸けたり、煮たりすると、この数値は1/10近く落ちることが分かっているので、食べても大丈夫?と心配になりますが、食べても危険な含有量ではありません。
  
ただし、ある程度の含有量は残ってしまうので「食べすぎない」というのを覚えておいてくださいね。
  

ひじきはどれくらいが安全に食べられるな量?

ひじきに含まれるヒ素の大半は自然に発生するもので、人体に対する影響は大きくありません。それでも、多少は含まれているので、ヒジキばかりでなく他の食品と合わせて食べるようにすると、よりリスクを回避しやすいですよ。
  
目安は「50g/1週間」程度
   

江東区内で販売されている乾燥ひじきを検査

日本のあちこちで検査、調査、研究が行われていると思いますが、「江東区の保健所」が調査した内容を参考にしますね。
  
お店で売られている乾燥ひじきを調査したところ、どのひじきにも大体「34~117mg/kg」のヒ素が含まれていました。これは国産、韓国産、中国産を調べても同じような数値だったことから、産地は関係ないと予測できます。
  
因みに、他の乾燥させた海藻のワカメを例に挙げると、「10mg/kg」以下という検査結果が出ています。つまり、ひじきにはヒ素が大量に含まれている。生ひじきや乾燥ひじきをそのまま調理しない(後述参考)。他の海藻類より群を抜いて含有量が多いという事になります。
 
  


ひじきに含まれるヒ素、カナダではなんて言っている?

日本とは異なった意見の、ひじきの輸入や販売を禁止しているカナダではどんな発表が行われているのでしょうか?要約して紹介しますね。
  

ひじきの食べ方
・ひじきは野菜や魚など、他の食材と一緒に調理して食べる。
 
・油で炒めるか、茹でるか、蒸して、ショウユやオイスターソースで味付けする。
 
・スープの具材にする場合もある。
 
・寿司の具材としてご飯と混ぜることがあるが、海苔のように巻くためには使用されない。
 

ヒ素とはどんな物?

ひじきに含まれている「ヒ素」とは自然存在している鉱物が組み合わさって自然にできた半金属の一種で、
「土の中のヒ素含有量は2/100万」「海の中のヒ素含有量は2~14/100億」が存在しています。
 ※1/100万= parts per million (ppm)の略
※1/10億= parts per billion (ppb)の略
 
生活のどこからヒ素が排出されているか、空気、食べ物、水を調査すると、少量しか検出されません。つまり普段の生活において、健康に被害を及ぼす心配は殆ど無いという事です。
 
それでも、普段からヒ素を排出しないように気を付ける必要があります。殺虫剤、製錬業、各種製造業、化石燃料の取り扱い、たばこの煙など特に注意が必要だといっています。
 
※残念ながらどの製造業が何%排出しているとか、たばこの煙にはどれくらいヒ素が含まれているとか、具体的な調査結果の報告でなく、「ひじきにはヒ素が多く含まれている」「生活している中ではこんなところから排出されています」という内容を参考にしています。
 

海藻に含まれるヒ素について

全てのヒ素が健康を損ねるわけでありません。ヒ素には「有機のヒ素」「無機的なヒ素」があります。
 
有機のヒ素の場合、殆どの海藻や海産物に含まれていて、食べても深刻な健康被害を引き起こす心配はほとんどありません。
 
無機的なヒ素の場合は、有機のヒ素と反対で有毒なものです。海苔や昆布を検査すると非常に低い数値だったのに対して、ひじきのみヒ素の含有量が非常に高いという結果がでています。
 

ひじきを日々摂取し続けると・・・?

無機ヒ素は、癌の原因の一つで、他にも胃腸の不具合、貧血、肝臓障害にも結び付きます。元々多く無機ヒ素を含んでいる食材は避けるべきだといっています。
 
また、ひじきを含めて海藻を多く摂取、または海藻を食べるダイエットをしている人は、ヒ素の過剰摂取のリスクが高まると、注意がしています。
 
参考:カナダの食物検査庁/Canadian Food Inspection Agency (CFIA)
 
つまり、危険な可能性のある食べ物は販売しない。病気になるリスクの高い食べ物は食べない。ということです。広大な国で、沢山の国から来た人たちが住んでいるんですから。たとえ調理方法で濃度が薄まるとしても、絶対にその調理を100%厳守するとは限らないですから。いっそのこと、フグの調理資格同様、ひじきの調理資格なんて作ったら良いのかもしれないですね。
 
 

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ひじきをより安全性に食べるには?

日本では昔から食べてきたひじきだけど食べるのは危険?なんて心配してしまいますよね。近年の調査結果によると、昔から鉄分の多い食品といわれていましたが、実は鉄分は多く含まれていないという事が判明しています。
 
でも、食べなれたものは食べたいし、色々な食材から少しづつ栄養を摂ることを考えると、たまにはひじきくらい食べたいじゃないですか!
 

ヒ素を減らす方法は2通り!

ちょっとしたことで無機ヒ素の含有量は簡単に減ることが分かっています。それでも、完全になくすことはできません!その代わり、他の海藻類と同じかそれ以下の摂取量になるので、食べる食べないはご自身の好みでご判断ください。
 

水で戻すとヒ素が減る?

芽ひじきのヒ素含有量・・・1.30mg
水に浸けて30分後→ 0.48mg(約36%)溶け出す
水に浸けて60分後→ 0.89mg(約68%)溶け出す
 
長ひじきのヒ素含有量・・・1.08ミリグラム
水に浸けて30分後→ 0.37mg(34%)溶け出す
水に浸けて60分後→ 0.74mg(68%)溶け出す
 

茹でるとヒ素が激減!?

30分水で戻した後、5分茹でる 1.3mg→ 0.104mg (8%)
60分水で戻した後、5分茹でる 1.3mg→ 0.078 (6%)
水戻ししないで5分間茹でる 1.3mg→ 0.195 (15%)
 

・乾燥ひじきは、30分以上大量の水で戻す!

・戻すときに使ッた水は捨てる!料理には使わない事!

・戻し終わったら流水ですすいで、しっかりと絞り水気を切る!

・新しい水で30分以上茹でる事!

 
海外のひじきに関する報告には、調理方法とその後の検査の報告はありません。検査をしていないと考えるのが妥当でしょう。
 
また、昔と違って新たに人間が様々なものを排出していることを考えると、数百年前よりヒ素濃度が上がっている可能性はあるのではないでしょうか。昔から食べてきたけど問題ないという事と、今も安全に食べられるというのは別な問題なのかもしれません。
 
  


最後に・・・

海外では調理方法や調理後のヒ素量の検査が行われていない!調理方法を工夫すれば安全に食べられる!というのが日本人の意見かもしれませんが、これを無理に海外の人達に「君たちは間違っている!」と叫んで、皆で食べるように仕向ける必要もありません。大切なのは自分で食べるか食べないかを判断するだけです。
 
そうは言っても、食べる量には注意が必要!東京都福祉保健局の目安では「体重50kg/ 週に3回/ 1食約5g」と紹介しています。それでは、適量のひじき料理を堪能してくださいね!
 
 

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 - 四方山話

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