ウナギ鰻という細長い魚の漢字と名前の由来と語源

   

  
21 ウナギ鰻の語源Top
 
  
鰻・うなぎといえば夏の土用の丑の日に食べる習慣が定着している魚ですが、なぜ鰻と名付けられたのでしょうか?
そんな、うなぎという名称や漢字など、名前の語源や由来について説明します。

  

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ウナギ鰻の語源と歴史

〇ウナギの歴史?

日本の文献で最初に登場するのは、奈良時代の頃に遡ります。この頃は「武奈伎(むなぎ)」という古称でした。その後、1000年頃~1200年頃に「ウナギ」という名前が登場・定着します。
この頃から既に、ウナギは栄養価が高いといわれていて、醤油が作られるのに合わせて蒲焼やすしとして食べられていました。
 
また今も人気がある、「夏の土用の丑の日にウナギを食べる」という習慣は、江戸時代・1800年頃に始まったといわれています。
そして、江戸開拓の頃には、東京湾ではウナギが沢山捕れたので、江戸前の蒲焼が流行しましたといわれています。
 
 

〇ウナギという言葉の語源

・ムナギという古語の発音が転じたという説。
 
・「ムナギ = 棟木」に似ているという説
 
・ムナギは「胸(ムネ)が黄(キ)色い」からという説
 
・「ハモの子」 = 「ハムノコ・鱧子」の約が転じたという説
 
・ムナギの、ムは身の事、ナギは長いものの事という説
 
・ムナギの「ムの音がウ」になってウナギという説。
 
・ムナギとは、皮をむくという意味があります。
 そこから「長いものの皮を剥く」という説
 
・「ウオナガギ = 魚長」からウナギという説
  
このようにウナギの語源はいくつも説がありますが、正しい説は解明されていません。
  
 

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ウナギ鰻の漢字とその他の名称

〇ウナギ・鰻

 (ウナギ科 ウナギ属) 
 
漢字: 鰻
学名: Anguillidae Anguilla
英名: Ell
漢名: 鰻鱺
 

〇宇治丸・ウジマルとは?

ウナギの別名。昔、京都の宇治川で採れるウナギが名物になったことから、宇治川の宇治(ウジ)と、丸(マル)は麿(マロ)の事で、宇治川のウナギが秀でていることを人に例えて「マロ」と呼んだことから、ウジマルと呼ばれました。

〇その他の名称

各地方で呼び名が色々あります。
九州方面:ウナヌ、オナギ、オナゴ
東北方面:ウナンコ、オナキ
その他: ウナキ、ウナ、オナン、オラギ、ヲナギ、まむし
 
  
 

ウナギ鰻の産地と旬の時期

〇うなぎ・鰻とは

細長い体をしていて大きいもので全長約1mといわれています。しかし近年はサイズが小さくなっていて、そこまでの大物は滅多にお目にかかることは無くなりました。
 
北海道から南の日本各地の川・湖沼・湾内に生息していますが、朝鮮半島、中国大陸沿岸部、台湾などにも多く生息しています。
 

〇生態

日本付近に生息していますが、赤道近くのマリアナ諸島付近で産卵。孵化すると、半年近くかけて海流に乗って北上しますが、このときに岸に近づくとシラスウナギやハリウナギに変態します。
残念ながら詳しい生態は未だ解明されていません。また養殖も研究が進んでいますが、未だ完成はしていません。
 

〇産地

養殖は、静岡県、愛知県、三重県が盛ん。
輸入は、台湾、タイ、インドネシアなど
天然は、鹿児島県、宮崎県、浜名湖周辺、四万十川など
 

〇旬の時期

秋~冬の初め頃、10月~12月
  
冬に備えて脂肪が増えるので味が良くなるからです。夏は脂肪と一緒に味が落ちます。その代わり、ビタミンが豊富なので夏バテ予防には最適なのです。

初冬は、味が良い旬の季節
夏は、夏バテ防止!
 
 

最後に一言

昔は東京湾で沢山捕れたウナギも今や見る影もありません。また絶滅危惧になりつつあるくらい、個体数が激減しています。
 
本音は、天然ものを美味しく沢山食べたいところですが、早く完全養殖が成功して、昔のように沢山食べたいものです。
 
 

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 - 魚の語源辞典

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