魚のダイオキシン含有量の今と昔の違いは?摂取量と経路は?

   


 
海外に限らず日本でも、様々な陸上の食物や魚介類に含まれるダイオキシン量が調査されています。この調査を開始した当初は、魚介類にかなりの量が含まれているらしいと話題になりましたが、その後、ダイオキシンについて紹介します。
  

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ダイオキシンはどれくらい魚介類に含まれている?今と昔の違いは?

農林水産庁では、様々な食べ物の調査が行われていますが、その中の一つ「ダイオキシン類」が長年調査され続けています。
 

ダイオキシンはどこから来たの?

主に、「ゴミを燃やした時に発生する化学物質」という事が分かっています。この化学物質が土に浸み込み、空中に舞い上がって河川や湖に落ちて海に流され、食物連鎖で小さな生物の体内から魚介類の体に入り込んで蓄積します。

ゴミを燃やす
 ↓
土に浸み込む/宙に舞う
 ↓
川・湖に沈殿
 ↓
海に流れる
 ↓
魚貝の体内に入って蓄積する
 

今のダイオキシン排出量はどうなっているの?

1997年頃の調査と、2015年頃の調査結果によると「約98%削減」されたと報告されています。
 

日本人のダイオキシン摂取はどこから?

約95%が食べ物から、そのうちの約75%が魚介類から人の体に入ってきているといわれています。その中でも、ダイオキシンの濃度の高い魚の目安は次のようになります。

脂肪の多い種類の魚
 
長生きしている魚
 
食物連鎖の上位にいる魚「太刀魚、サバ、鰤など」
 
旬の季節といわれる脂肪を多く蓄える季節の魚など
  
沿岸部の河口付近の魚、例えば「コノシロ、イワシ、タイ」など
 
 
 


ダイオキシンの摂取量の基準はどれくらい?

ダイオキシンは、水に溶けにくくて分解されずら化学物質です。そして、脂肪に溶けやすいので、動物の脂肪に蓄積されやすいという事が判明しています。
 

毎日どれくらいの量を摂取しているの?

私たちは、毎日微量のダイオキシンを摂取しています。この量は、体重1kgに対してどれくらい摂取しているかで表されています。例えば、毎日魚を日本人の平均量食べた場合です。
 
※pg= ピコグラム、1pg/1兆gのこと
 

例えば50kgの人の場合の摂取量の計算
4pg/1kg体重/日× 体重50kg= 200pg
「体重1kg/約1.13pg」を摂取している
 
「体重1kg/約4pg」が、最大摂取量の目安
 
「体重1kg/約2.87pg」、まだ摂取量に余裕がある
 

ダイオキシン摂取量の内訳は?

魚介類からどれくらいのダイオキシンを摂取しているか、数字を並べて見ると、よく分かります。

魚貝類→ 約1.03pg
 
大気→ 約0.0041pg
 
肉・卵→ 約0.042pg
 
乳製品→ 約0.023pg
 
有色野菜→ 約0.0006pg
 
穀物→ 約0.0016pg
 

魚介類は摂取しても大丈夫?

毎日、日本人の魚の摂取量で食べ続けても、まだ倍以上の接種可能量があるという見方があります。一方、少しでも摂取量を減らそうと考えて魚を食べ無いようにという考え方もあります。
 
大切なのは、「魚ばかり偏った食べ方をしない」「ダイオキシンを多く含む魚の内臓や脂肪の多い魚を減らす」、ダイオキシンを多く含む食材を食べすぎたら、「しばらく、魚貝類の摂取を控える」という考え方でいるといいですよ。心配するのは”生涯摂取量の合計”ですから。
 

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ダイオキシンが体内に入る魚以外の経路は?

ダイオキシンの最大発生理由が、生活ゴミの焼却を挙げましたが、他にも排出している発生経路があります。「工場の排気ガス」「たばこの煙」「車の排気ガス」「山火事」などからも発生します。
 

魚以外のダイオキシン摂取経路は?

呼吸・・・空気中に含まれているのを吸い込む
対策→ 排出量を減らして、空気を綺麗にする
 
口に付く・・・土に触った手を通して口に入る
対策→ 手をよく洗う
 
野菜・・・土に付いたのが表面に残留している
対策→ 根野菜、葉物野菜どちらも流水でよく洗う
 
肉類・・・草に付いたのを動物が食べて、体内に残留する
対策→ 適量を食べる。脂肪部分を取り除く。大気汚染の少ない地域の肉を選ぶ等
 
 


最後に・・・

残念ながら、魚介類と食肉に蓄積したダイオキシンはすぐに体内から排出はされません。排出量を減らして、5年後、10年後、化学物質の少ない生活環境を作るのが一番の対策方法となります。
 
そうはいっても、偏った食生活など、許容摂取量を大幅に超えていない限り、すぐに深刻な被害が出るわけではありません。良く洗う、脂肪部分は取り除くなどできる対策をして魚介類を食べて下さいね。
 
 

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 - 魚の諸々話

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