マグロやブリの棘の様な部位は何?脂鰭と背びれとは違う?

   


 
マグロやブリやアジやサンマなどの、背中から尾の中間に棘の様なものがあります。例えばブリなら黄色いトゲトゲした部位ですが、これはなぜ、どんな役割があって、何という名称なのか。また脂鰭と背びれや尻びれとはどこが違うのでしょうか?
 

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小離鰭の読み方と役割は?

マグロも、ブリも、サンマも回遊魚ですよね。その回遊魚の中でも、中くらいの大きさの魚から大型の魚の尾から背中にかけて小さな尖った部位があります。一部の魚では明らかに鰭(ヒレ)の形をしている魚もいます。これは一体何なのでしょうか?
 

尖った部位は”小離鰭”といいます。

そう、ちゃんとこの部位には名称があって、「小離鰭」と書いて「しょうりき」と読みます。英語では、一つの突起を「finlet」、幾つもあるから「finlets」といいます。
 

 

小離鰭にはどんな役割があるの?

高速遊泳魚についている独特の部位で、高速で泳ぐときに体の周りの水流がスムーズに流れ、渦が起きないようにさせる役割があります。この部位のお陰で、他の魚よりもより早く泳ぐことが出来るというわけです。
 
※勿論、早く泳げるのは小離鰭だけではありません。他の部位や筋力、体のサイズや体系なども大きく関わっています。
 

腹側にあるのも小離鰭?

背中側の小離鰭と、腹側の小離鰭があります。どちらも同じもので、同じ役割を果たしています。
 


脂鰭の役割は?

今度は、「脂鰭(あぶらひれ)」という、あまり聞きなれない部位について説明します。
 

脂鰭とは何?

サケ科や一部のイワシ科の背中にある独特の部位のことです。背びれと尾ひれの中間にポツッとついている肉質状のヒレのことですが、普通のヒレと違って鰭条(きじょう)がありません。
 
 
※鰭条とは?
ヒレを支える為に、ヒレの中にある筋の様な角質、骨状の組織の事。
 

脂鰭にはどんな役割があるの?

実は、具体的には判明していません。カナダで脂鰭を切除する実験をしたところ、尾のふり幅に影響があることが分かりました。尾のふり幅が大きければ体力を使い、小さければ少ない労力となります。ここにスピードが加わります。
 
つまり、「脂鰭とは効率良く泳ぐための部位と考えられる」というわけですが、複雑な川の流れの中で、「水流をコントロールする役割」や、メスは大きな脂鰭のあるオスを選ぶ傾向にある事から「交配に関わる部位」とも考えられています。
 

脂鰭は未だ研究中!サケ科の特徴!

残念ながら、海外でも脂鰭について研究が進められている最中です。ただし、サケ科に魚には必ずついている部位なので、もしこの脂鰭が無い場合は養殖と思ってくださいね。
 

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背びれと尻びれと腹びれの役割は?

殆どの魚にあるヒレです。背びれは字の通り背中にある大きなヒレで、尻びれは肛門の後ろにあるヒレ、腹びれはお腹の辺りに二つあるヒレのことです。
 

 

背びれの役割は?

左右に回転するのを防いで「体の動きを安定」させる、急激に「方向を変える」役割があります。また、一部の魚には、鋭い棘や毒があるなど、敵から身を護る役割を果たしている場合があります。
 

尻びれの役割は

尻びれは、魚の種類によって大きさや形が異なりますが、いずれも「方向を定める舵取り」「体を安定させる」役割があります。因みに、尾ひれの役割は推進力、前に進む原動力となります。
 

腹びれの役割は

腹びれは主に「浮上と下降」「ブレーキ」の役割があります。因みに、頭の近くの左右にあるのが「胸びれ」という部位がありますが、これは尾ひれのサポート的な「推進力」「左右のバランスを保つ」役割があります。
  
 


最後に・・・

魚を料理をすると、大抵ヒレは捨てられるか、出汁にされるだけですが、生きている間はこんなにも、色々な種類と役割があるのです。種類によって胸鰭や背びれの大きさ・形の違い・位置が違います。魚を食べるとき注意して覚えておいて、別な魚を食べるとき見比べてみてはいかがでしょうか。
 
 

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 - 魚の諸々話

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