6500万年前の巨大隕石はいつどこに衝突した?生物の生き残りは?

   


 
恐竜を絶滅させた最も有力な説は、小天体の衝突と言われています。でも、この小天体=巨大隕石は、いつ、どこに衝突したのか紹介します。またこの衝突が分かるのはなぜなのか、現在も生き続ける生物についても紹介します。
 


 
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小天体・巨大隕石はいつどこに衝突?

小天体・巨大隕石が地球に衝突した影響で、恐竜を始め、多くの生物が絶滅したという説は多くの人が知っていると思います。それでは、いつ・どこに・どれくらいの大きさの隕石だったのかは知らない、という人も珍しくないと思います。
 

小天体はいつ落ちたの?

「6500万年前頃」に落下しました。時代は「白亜紀~古第三紀」と考えられています。
 
※白亜紀・・・1億4500万年~6600万年前
※古第三紀・・・6600万年~2303万年前
 

小天体はどこに落ちたの?

メキシコのユカタン半島に衝突しました。正確な場所は、世界的なビーチリゾートで有名なカンクンから西へ約250km~300km。「メリダ」という都市の中心から北北東に位置する「チックスルブ・Chicxulub」という町になります。因みに、クレーターの名前は「Chicxulub crater」といいます。
 

小天体はどれくらいの大きさだったの?

計算上、「直径約10km」の小天体が衝突したと言われていています。このときの衝突の跡はどうなっているのでしょうか?今度はクレーターについて、引き続き説明しますね。
 
 

 


小天体・巨大隕石の衝突の跡は?

直径約10kmと言うと、新宿駅から錦糸町駅の円、つまりほぼ東京23区の大きさの隕石が衝突したことになります。
 

どんな爪痕が残っているの?

先程ご紹介した、メキシコのユカタン半島には、大きさは「~約180km」のクレーターがあります。ただし、これは最も大きなサイズのクレーターの事で、周囲には同年代頃に数か所衝突した跡があると断層写真に移っている事から、幾つも隕石が降ったことが伺えます。
 
参照:Chicxulub Impact Event
https://www.lpi.usra.edu/science/kring/Chicxulub/discovery/
 

イリジウムの測定?

このクレーターを始め、ニュージーランド、アフリカ西部、南アメリカ東部、太平洋など、各地の地層を調査すると、同じ位の年代の地層から「イリジウム・スパイク(イリジウム濃度の異常増大)」が観測されました。
 
イリジウムとは、地球では地殻やマントル付近に僅かに存在する元素と言われています。その元素が、火山の噴火や地殻変動の影響がない、クレーター内の地表近くに高濃度であるという事は、地球の外から来たという事になります。
 

隕石衝突の跡は地中にはどう残っているの?

わずか「1cmの黒い層」が白っぽい層の間に残っています。この黒っぽい層から、通常の約20倍のイリジウムが検出されています。

 

球粒(きゅうりゅう)の検出

0.05mm~5mm程度のガラス質の球状が見つかっています。これは、高温になって気化した地殻の破片が、冷やされた物と言われています。
 

衝撃破壊面とは?

高圧・高温の発生。水爆実験や他のクレーターからも検出されています。
 
東京23区サイズの小天体が衝突して、約180kmという関東平野並のクレーターが作られる衝撃で、津波、高温の衝撃、長期間煙などに空が覆われ、地上の生物の多くが絶滅したといわれています。それでは、生き残李はいなかったのでしょうか?
 

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恐竜絶滅でも生き残った生物は?

地上の生き物の殆どが隕石の影響を受けましたが、水中は地上程影響を受けなかったと考えられています。
 

地上はどんな状況だったの?

隕石が衝突して、高温で一面火の海になり、その衝撃で大量の石がチリとなって、大気圏のかなり上の方まで飛び散りました。このチリや灰が空を覆って、太陽の光が数か月~数年遮られたと考えられます。
 
また、アメリカの地質学者・ダグラス・ロバートソン(Douglas Robertson)の研究によると、この衝撃で、地上は大量の放射線と火の海になり、数時間で地上の生物は死滅したとも考えられる。と言っています。
 

生き残った生物は?

このとき、地下と水中生き残りにいた一部の生物が生き残りました。ただし、海水と淡水で生存率が異なります。
 
海の生物は、熱や放射線などから水が守ってくれましたが、水中の酸素量の低下、食物連鎖のバランスの変化から、約半分の種類が絶滅しました。
 
淡水では、絶滅率が10~20%でした。水が流れ込むことで、酸素が得られ、死んで分解された動植物の成分が運ばれたからだと考えられています。
 

今も生き残っている生物は?

生きた化石と呼ばれる生物がいます。それが、「シーラカンス」「ハイギョ」「カブトガニ」などです。ハイギョは約4億年前、カブトガニは約5億年前、シーラカンス約4億年前に出現して、現在も生き続けています。
 
 


最後に・・・

小天体・巨大隕石の衝突から、少し話が逸れましたが、6500万年前の小天体はメキシコのユカタン半島に衝突、直径約10kmの小天体、クレーターは約180kmです。
 
 
参考:
「Journal of Geophysical Research-Biogeosciences
Ker Than for National Geographic News July 24, 2013」

 
 

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