アイナメ女鮎並ってどんな魚 漢字と名前の由来と語源辞典

   

 
32 アイナメ女鮎並 漢字と名前の由来と語源辞典
 
 
アイナメはカサゴの仲間で、江戸時代には東京湾でよく捕れた焼きと煮魚の代表的な白身の高級魚でした。
名前はよく耳にしますが、都会のスーパーではあまり目にしないちょっと珍しい魚。そんなアイナメの名前の由来や漢字の語源の紹介です。
 
 

 

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アイナメの語源・由来

■アイナメの語源

・鮎魚女・鮎並(あいなめ)は、鮎(あゆ)のように縄張り争いをするところから呼ばれるようになったという説。
 
・相嘗(あいなめ)という言葉があって、この魚が卵を守るときに互いに口をかみ合うというところから「アイナメ」という説。
 
・「愛魚女(あいなめ)」や「愛な女(あいなめ)」という字から、美味な魚という意味からついたという説。
 
また、一部の地方で「モミダネウシナイ」という呼び方がありますが、これは籾種(もみだね、翌年に植えるために必要な分の種)を売ってでも買いたくなる美味しい魚。
 
アイナメには、このような名前の由来が伝わっています。
  
  

■アイナメの学名

1895年東京の市場にて、ジョルダン博士とスタークス博士が大瀧圭之助という人物の協力の元「アイナメ」を調べて、新種として登録されました。
このような経緯から、6本の側線という意味の「Hexagrammos」と大瀧(オオタキ)の「otakii」から、学名を「Hexagrammos otakii」として世界に登録されています。
 
 


 
  

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アイナメの漢字と名称

カサゴ目・アイナメ科・アイナメ属・アイナメ
 
漢字: 鮎魚女 / 鮎並 / 愛魚女
学名: Hexagrammos otakii 
英名: Fat greenling、
漢名: 六線魚
別名:
北海道では、アブラコ
関西地方では、アブラメ
宮城県では、ネウ、アブラウオ、ツムギ、
広島県・山口県などでは、モミダネウシナイ
新潟県付近では、シジョ
 
アブラメという呼び方は、白身で脂身(脂肪)の多い魚だからといわれています。
 
 
 

アイナメの旬の時期

関東から北の海藻がある浅目の岩場に棲息。体調は通常30~40cmですが、稀に65cmくらいまで成長して秋に産卵。
浅瀬の海藻の茎や小石の間に卵を産んだらメスはどこかに行ってしまい、孵化するまではオスが卵を守っています。
 
・美味しい旬の時期:晩春~夏
・産卵期:10月~12月
・有名な産地:北海度から東北付近が多い。外洋だけでなく瀬戸内海など、日本全国で捕れる魚。
 
 
北海道の水温が早く低くなる場所では産卵でが早く、秋の始まりの頃となります。そして水温の高い南へ行くほど産卵時期は遅くなり、遅い場所では初冬頃になる場所もあります。
つまり、旬の時期は産卵の前なので、北の地域では晩春が旬、南へ行くほど遅くなって、夏頃が旬の時期となります。
 
 
 

最後に・・・

アイナメは旬の時期とそうでない時期で味に大きな違いがでてきます。美味しいのは勿論旬の時期!
よくある煮物は多少時期がズレても料理の腕次第である程度はごまかせますが、刺身はそういうわけにはいきません。「磯臭い!」といわれる場合と「独特の香りがして美味しい」という場合の違いは時期が大きくかかわっている場合が多いんです。
 
また浅目の海の砂底や岩場の間の虫などを食べているので、棲息環境も味に差が出てきます。
だから旬の時期に都会から離れて海の旅行に出かけたときは是非、アイナメを楽しんできてくださいね。
 
 
 

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