サザエ栄螺という巻貝の漢字と名前の由来と語源辞典

   

 
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サザエという貝は近年あまり見かけなくなりましたが、昔から温かい日本の海に棲息して食べてきた貝です。
そこで、なぜサザエという名前になったのか?などサザエの言葉や漢字の由来や語源の紹介です。
 
 

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サザエ栄螺の語源・由来

栄螺・サザエの名前の由来には諸説がありますが定まっていません。
 
・「ササ(小さい) + エ(江)→ サザエ」入り江・湾などにがいたからという説
 
・「ササエ=小さな家」という説
 
・「ササ(小さな) + エ(柄)」のようなものを沢山つけた貝という説
 
・「ササハルエダ(碍枝)→ ササエダ→ サザエ」という説
 
・サヘデサカエ(塞手栄)
 
 

■サザエの特徴

外見の特徴は、外洋の荒い海で育ったものは、殻に大きな棘が2列あります。湾内のように波が穏やかな海で育ったものは、短い棘が1列か棘がありません。
種類の差ではなく、育った環境により差といわれていますが、飼育しているサザエの研究で、水流と棲息環境の関係はないという意見もあり、遺伝性ではないかとも言われていますが、このトゲに関しては未だ研究中です。
 
殻の色の違いは、食生活の違いでエサとなる海藻の種類によって変わってきます。
 
内臓の大半は生殖腺が占めています。雄と雌で色がことなり、雄(おす)は黄色、雌(めす)は緑色をしています。
 
 

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サザエ栄螺の漢字と名称

リュウテン科・リュウテン属・サザエ
 
漢字: 栄螺・拳螺
学名: Turbo cornutus
英名: Horned Turban
漢名: 蝶螺
別名: サザイ、サダエ、サタベ、サザイガイ
俗名: 棘のないものは「つのなし・丸腰」とも呼ぶところもある
 
 

■漢字の由来

「栄螺」の漢字は、渦を巻いた大きな貝という意味。また「拳螺」という漢字は、こぶしサイズの渦を巻いた貝からだといわれています。
 

■栄螺の種類

リュウテン属(竜天属)の中には次の11種類に分かれています。
一っ事で「サザエ」といっても、これだけの種類のサザエやサザエの親戚が棲息しています。
 
サザエ亜属
ニシキサザエ亜属
ダイオウサザエ亜属
ナンゴウサザエ亜属
ヤコウガイ亜属
スガイ亜属
キングチサザエ亜属 
リュウテン亜属 
シドニーサザエ亜属
コガタマキミゾサザエ亜属
リュウオウスガイ亜属
 
 
 

サザエ栄螺の産地と旬の時期

九州の南と千葉県付近では獲れる時期が異なります。そのため旬の時期は南では冬頃、千葉周辺やもう少し北では春頃となります。
 
・美味しい旬の時期:冬~春の産卵期前
・産卵期:6~7月頃、緑色の卵を水中に産み出す
 
・有名な産地: 下関漁港・山口県、藍島漁港・福岡県、八幡浜漁港・宮窪漁港・佐田岬漁港・愛媛県
 
 

■栄螺の生態

水深30mの岩礁地に棲息していて海藻を捕食する夜行性の貝。稚貝の間は割と浅い場所に棲息していて、大きくなるに従って深い場所に移動をします。
天敵はヒトデ、カニ、イボニシという別の巻貝、タイ、タコ、人間といわれています。
 
棲息分布は、主にアジア周辺の暖かい沿岸部です。日本では温かい潮(黒潮や対馬海流)の影響がある、九州から関東付近まで多く棲息していますが、東北や北海道南部にも分布しているといわれています。
 
 

■日本での習慣

旬の時期と三月の桃の節句が重なるので、ひな祭りのときに供える地方もあります。
江戸時代の供え方の一例として、桃の節句には生きたサザエを供えて、翌日海に流れ込んでいる付近の河川に放すということを行っていました
 
昔からサザエ獲りで有名なのは、佐渡の「たらい船漁」、房総の「海女漁」などが有名。海女さんが寒い時期から潜って獲ってしまうため、暖かくなる4月~5月頃海に行っても小さなサイズしか残っていない場合は残念と思ってください。
 
 
 

最後に・・・

古くから日本で食べられてきたサザエですが、乱獲や護岸工事などの影響で激減してしまいました。だから輸入した海外からのサザエも珍しくなくありません。
 
潮干狩りや、海に行ってサザエを見つけたとき、小さなサイズは見逃してください。そして大人の拳(コブシ)くらいのサイズが食べ頃と思ってくださいね。だから別名が”拳螺(サザエ)”なんですね。

 
 

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