静岡産のカツオが春と秋以外でも沢山出回るのはなぜ?

   

 
昔からカツオは、季語になるくらい決まった季節に食べる魚でした。春に北上するのが上りカツオ、春に最初に食べるのが初カツオ、秋に南下するのを戻りカツオと呼びますが、水揚げ量日本一と言われる静岡産では、旬以外に沢山出回るのはなぜなのでしょうか?
 

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静岡の鰹はなぜ冬や夏でも出回るの?

冬のカツオは赤道付近にいて、春になると黒潮という暖流に乗って北上します。この黒潮が日本列島に近づくときカツオがとれます。次に秋には、東北付近まで日本列島に沿って黒潮と共に北上したカツオは、南下を始めます。
 
つまり、カツオの旬は、「春~秋に日本列島に沿って移動するとき」が旬の時期なので、南では3月頃から、高知付近では4月頃、静岡付近では5月頃、東北付近では6月頃が旬となります。
 

なぜ冬や夏に新鮮な静岡産のカツオが出回るの?

昔に比べて、漁業の方法や捕る場所が大きく変わったのが原因です。「昔は日本付近に来た時に捕る」というのが基本的なカツオ漁でした。現在は「冬は南海で捕り、春から秋は近海で捕る」という漁方になりました。だから冬になると、遠洋でカツオを捕り、マイナス20~30℃で冷凍して、カツオを水揚げした場所が静岡というなのです。
 
 

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静岡の初カツオと戻りカツオの時期はいつ頃?

沖縄付近から九州沖、四国沖を通り、紀伊半島、伊豆半島、千葉沖、そして東北沖に沿って、黒潮に乗ったカツオが移動します。最終的に北海道沖近くまで移動する事が分っています。
 
カツオは、3月頃九州を通過、徐々にカツオの群れが移動しますが、日本で最もカツオの水揚げ量の多い静岡では、いつ頃カツオが近くにやってくるのでしょうか?
 

上りカツオの時期は?
北上する時期・・・5月上旬~初夏
戻りカツオの時期は?
北から南に移動する時期・・・9月頃
 
※注意!
この旬の時期とは、毎年多くカツオが捕れる時期の目安です。だから毎年、その年の気候、天候、水温などの変化によって、旬の時期が少し変動するときがあります。
 
 


静岡のカツオの水揚げ量はどれくらい?

高知県はカツオが有名ですが、特にカツオのたたきと鰹節が名産です。しかし、静岡県はカツオの水揚げ量が日本で最も多い県ととなります。そんなカツオの水揚げ量はどれくらいなのでしょうか?2017年1年間の水揚げ量は次の通りです。
 

静岡県の鰹の水揚げ量は?
日本の漁獲量量・・・70,700t
一本釣りの漁獲量・・・15,400t
日本全国の鰹の水揚げ量は?
日本の漁獲量量・・・217,000t
一本釣りの漁獲量・・・46,600t
 
こうしてみると、静岡県の鰹は全国で比較すると、「カツオの漁獲量は約30%」で、「一本釣りでの漁獲量も約30%」となります。そして、一歩釣りは日本の伝統的漁法の一つですが、近年では、伝統より網などによる漁法に変わった事は特筆します。
 
水揚げ量の参考:静岡県HP
 
 


最後に・・・

もし、季節外れの鰹があっても、他所の地域で捕れたカツオではなく、遠洋で捕れたカツオ、冷凍しておいたカツオとなります。産地偽装ではないのでご心配なく!それでは、これからもカツオ料理をお楽しみください。
 
 

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 - 魚の諸々話

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