霧の種類と発生する仕組みはいくつある?霧の定義とは?

   


 
私達の生活の身近なところには、様々な気象現象があります。その一つに「霧」がありますが、山や海や町中で発生する霧には、いくつかの種類と仕組みがあります。また、霧とは水が変化した状態ですが、何を霧と呼ぶのか、その定義を説明します。
 

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霧にはどんな種類があるの?仕組みは?

霧とは、水が変化した状態ということは、広く知られている通りです。そして、その霧は一つの原因ではなく、様々なことが原因で発生します。この「発生原因の違い= 霧の種類の違い」となります。
 

〇放射霧

寒い日など、地面の熱が放射されて冷やされる時があります。その冷やされた地面の水分や水蒸気が冷やされると飽和して、霧が発生します。良く晴れた冬、夜の放射冷却に発生しやすく、太陽が出て気温が上がると、急に晴れるのが特徴です。
 
また、狭い谷や盆地などにも発生しやすくて、「盆地霧」「谷霧」とも呼ばれています。谷霧の場合は、山頂が放射冷却にで冷やされ、冷たくて重い空気が谷に降りてきて地表が冷やされます。この時に発生する霧の事です。
 

〇混合霧

暖かい空気と冷たい空気がぶつかって発生する霧のこと。
 

〇蒸気霧

冷たい空気が、川や湖のような暖かい水面の上に流れ込んだ時に発生します。別な見方をすると、「暖かく湿った空気+ 冷たい空気が混ざって霧が発生」します。例えば、寒い日に吐き出した息が白くなるのも、この現象の一つです。
 

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〇前線霧

寒気と暖気がぶつかって前線が発生、その前線付近で雨が降ります。雨が降って湿度が上がったところへ更に雨が降ると、「湿度が増し+ 空気が冷やされ= 飽和状態」になり、「余分な水蒸気が霧」となります。
 

〇滑昇霧/上昇霧

山の斜面に沿って空気が上昇するとき、「断熱冷却/上昇気流で発生する霧」のこと。山頂で湧く霧は代表的な例となります。
 

〇移流霧

移流とは気象用語で「大気が水平に移動する」という言葉で、「暖かくて湿度の多い空気が下から冷やされて発生する霧」のこと。水温の低い海や陸地で多く発生、海霧が代表的な例。蒸気霧の反対現象でもあります。
 

〇逆転霧

気温の変化が通常と反対に変化するとき発生する霧のこと。通常、空気が上昇すると気温が低下しますが、逆に気温が上昇する場合があります。
 
 


霧の定義と用語の違いは?

霧の種類と発生する仕組みを説明してきましたが、実生活で目にする霧の種類と、霧の定義について説明します。

霧の定義とは?

霧とは「大気に含まれた水蒸気が、小さな水滴になって空中に浮いた状態」の事を指します。また、気象用語では「微小な浮遊水滴により視程が1km未満の状態」の事を指しています。つまり、水滴のサイズが〇〇mmとか、1立方メートル当たり〇〇mmの水蒸気量というわけではありません。

霧の専門用語は?

・・・微小な浮遊水滴が原因で、視程が~1kmの状態
 
濃霧・・・霧で視程が、陸上で約100m、海上で約500m以下の状態
 
もや・・・微小な浮遊水滴が原因で、視程が1km~10kmの状態
 
かすみ・・・はっきり見えない状態。水蒸気、埃、花粉など原因は不特定
 
※他の「霧」とつく言葉・・・気象用語ではこれ以外の霧はありません
 
 


最後に・・・

発生原因が異なる霧の種類と、濃度を表す霧の種類の、2通りがあることがお判り頂けたと思います。
 
 

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 - 天候・天気

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