日本と世界の最古の化石は何?いつどこで発見された?

   


 
化石が展示されている博物館に行くと、恐竜の化石や、近所にありそうな貝の化石や、葉っぱの化石などがあります。そんな化石達の中で、最も古い化石とは何なのでしょうか?日本で出土している中で最古の化石、世界では・・・と最も古い化石について説明します。
 


 
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日本で最古の化石とは

日本で最も古い化石は、「コノドント」という生物の化石です。発見されたのは、1996年、岐阜県の高山市で、温泉で有名な「奥飛騨温泉郷の岩坪谷」に露出していた、珪質岩(けいしつがん)という岩質の中にありました。
 

コノドントとはどんな生物だったの?

当然、現在生息している種類の生物ではありません。また、全身が綺麗に発掘された訳でもありません。考えられている特徴を挙げると、体長約数mm、尖った歯が連なり、脊索(せきさく)という器官を持ち、原始的な魚類、無顎類のウナギ系の様な生物だったと考えられています。
 
脊索とは?
背骨の基礎であり、脊髄(せきずい)の下で、連なる骨を支える器官の事。
 

いつ頃生息していた生物なの?

この化石は「カンブリア紀~オルドビス紀」との生物と推測されています。カンブリア紀とオルドビス紀とは「古生代(こせいだい)」の初期~中期のことで、「約2億5000万年前~約5億4000万年前」の期間のことです。その内のカンブリア紀~オルドビス紀とは「約5億4000万年前~4億3500万年前」で、コノドントは約4億年前の化石と考えられています。

コノドント・・・無顎類のウナギ系の様な生物
 
特徴・・・体長約数mm、尖った歯が連なり、脊索(せきさく)という器官がある
 
化石の年代・・・推定、約4億年前
 
カンブリア紀~オルドビス紀・・・古生代、約5億4000万年前~4億3500万年前
 
 

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世界で最古の化石とは?

「最古の化石」と、文字では簡単に言えますが、何をもって最古とするのか?また、本当に生物の化石なのか、それとも単なる岩の模様なのかなど、新説が認められるまで相当時間がかかります。
 
さて、そんな世界最古の化石ですが、最古の化石と信憑性の高い物、化石ではないと否定的な物、最古と発表されている物を紹介しますね。
 

□信憑性の高い最古の化石

1993年、アメリカの古生物学者、J. William Schopfが率いる研究チームがオーストラリアで微化石を発見しました。この化石は、二次イオン質量分析法(SIMS)という技術で調査して炭素が発見、そこから推定約34億6500万年前の物だと言う事が判明しています。
 
※微化石とは
目では見る事が出来ないほど小さな有機体の化石で、10マイクロメートル、人間の髪の毛に例えると、8分の1くらいの細さ遠くなります。
 

□グリーンランドの化石

2016年、オーストラリアの研究チームがグリーンランドのイスで、約38億年前の地層からストロマトライトが発見され、最古の化石とと発表されました。ただし、2018年にNASAの研究チームの研究によると、生命活動と岩石に関係性が無いという発表があり、化石ではないと言うことが判明しました。因みに、このチームは、他の星の岩石から生命の痕跡を調べるのに良い参考になっています。
 
※ストロマトライトとは
微生物や藍藻(酸素を生み出す光合成細菌)などの死骸と泥などから形成される岩石の事。
 

□カナダ・ケベックの化石

2017年、国際研究チームが、カナダのケベック州で推定37億7000万年~42億8000万年前の微化石が発見されたと発表されました。この化石は、骨や歯を形成するミネラルが含まれていることから、化石として信憑性の高いと言われています。
 
この発見が本当に生物の化石だった場合、地球の誕生からたった2億5000万年前には、すでに微生物だけでなく、生物が生存していたことになります。この発見の研究中なので、2018年にはまだ化石と断定されていません
 
 


最後に・・・

日々研究が重ねられているので、今は新発見でも、明日には更に新しい発見があるかもしれません。2018年現在、日本最古の化石は、岐阜県で発見された約4億年前のコノドント。世界最古の化石は、カナダのケベックで発見された約40億年前の微化石となります。
 
 

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 - 四方山話

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