鰆と寒鰆の違いと二つの旬の時期があるのはなぜ?

   


 
鰆は春の魚と書くので春が旬ですが、どんな食材も旬よりも少し早い時期から出回り、鰆も例外ではありません。でも鰆と寒鰆と呼ばれることがあって、寒い時期なのか春の魚なのか良く分らないと思います。そこで、鰆と寒鰆の違いと旬の時期について説明します。
 


 
スポンサードリンク


鰆の旬はいつ頃?

鰆は比較的暖かい水温を好みますが、熱帯地域のような温かすぎる水温を嫌い、北海道沿海~東シナ海や黄海周辺を、季節によって生息場所を移動する魚です。因みに、夏は沿岸の表層を、冬は温暖な海域の深場に移動します。

鰆・さわら・・・サバ科・サワラ属・サワラ
 
寿命・・・6年~8年
 
出世魚・・・サゴシ40-50cm→ ナギ50-60cm→ サワラ60cm(1mくらいまで成長)
 

鰆の旬の時期はいつ?

春になると産卵のために沿岸に移動します。だから、昔から春に訪れる、または捕れる魚なので、冒頭でお話しした通り「春の魚と書いて鰆(さわら)」と呼ばれています。
 
春といっても「晩春が旬」で、大体「5月頃~6月頃」なので、正確には「晩春~初夏に瀬戸内海で産卵」となります。
  
 
 


寒鰆とは?旬はいつ頃?

「寒鰆」と書かれると、寒い時期の魚のイメージがありませんか?なんだか冬の魚の様ですが、実は寒鰆とは真冬に捕れる鰆のことなんです。
 

スポンサードリンク
寒鰆の旬はいつ?

鰆に脂がのって美味しくなるのが「12月頃~2月頃」となります。産卵前と寒さに備えて栄養を蓄えた時期なので、脂がのっていて味が良いと言われています。ただし、南にの深場へ移動しているので、捕って来るだけで大変な作業となのです。
 
そんな寒鰆は、関東地方では脂がのって美味しいと言われ、真冬に多く出回ります。本来の旬は春だから鰆。寒い時期の鰆だから寒鰆。これが鰆と寒鰆の違いとなります。
 
 


鰆と寒鰆の違いと水揚げ量が多い場所はどこ?

瀬戸内海で産卵する。冬は関東では人気がある。だから鰆の水揚げが多いのは太平洋か瀬戸内海周辺と思われがちですが、実は「九州北部~日本海の北陸付近」の石川県・福井県・京都府・島根県・長崎県・福岡県などになります。
 
ただし、旬の時期とは水揚げ量の多い漁港とは関係なくて、「瀬戸内海に産卵に来る時期」「脂がのって美味しい時期」となります。
 

鰆と官鰆の旬の違いは?
が産卵で瀬戸内海に寄ってくる春を旬とするのが、関西では主流。
 
寒鰆は脂がのって美味しいと言われる冬を旬とするのが、関東では主流。
 
 


最後に・・・

同じ鰆でも、産卵の時期と脂がのっている時期の違いから「鰆と寒鰆」という呼び名が異なると言うことがお判り頂けたと思います。それでは、冬から初夏にかけて鰆料理をお楽しみください!
 
 
 

スポンサードリンク
スポンサードリンク

 - 魚の諸々話

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。