カサゴ笠子という醜悪な見た目の高級魚 漢字と名前の由来と語源辞典

      2016/06/23

 
42 カサゴ笠子という醜悪な見た目Top
 
 
カサゴというと釣りで持ち帰って料理を楽しむ魚というイメージがあるかもしれませんが、昔から高級魚として重宝されていました。
この脂を含んだ美味しい魚がどんな場所に棲息しているのか、名前の由来、漢字の語源など、カサゴについて紹介します。
 
 

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カサゴ笠子について、カサゴ笠子の語源

■カサゴについて

フカカサゴ科の一種で、北海道南部から東シナ海に棲息する、約25cmの体長の魚です。
色は棲息場所によって変わり、沿岸部では薄黒く、沖に行くほどやや赤みがかってきます。水深数メートル~150メートル付近に棲息。
  

■カサゴの語源

・瘡魚という、皮がかさかさとした瘡(かさ)皮膚病にかかったような見た目をした魚だから「カサゴ」とよばれます。


 
 
 

カサゴ笠子の漢字と名称

、カサゴ目・フサカサゴ科・メバル科・カサゴ属 (カサゴ )
  
漢字: 鮋・笠子・瘡魚
学名: Sebastiscus marmoratus 
英名: False kelpfish、 Marbled rockfish
別名: アカゾイ、ハチメ、アタガシ、ボッカア、ガガニ、ガラカブ、モアルカブ、アカユイ
 
 

■カサゴの俗説や伝記について

・ブコツ(無骨)な見た目から、江戸時代には端午の節句の祝い膳にだされました。
 
・一部の地域では、妊婦の妙薬と言い伝えがあります。(信憑性は不明)
 
・「磯のカサゴは口ばかり」とは、カサゴの口が大きいだけで食べられる部分が少ない、という口先だけで行動が伴っていないという例えの事。


 
 

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カサゴ笠子の産地と旬の時期

・美味しい旬の時期:冬が一般的、基本的には通年美味しく食べれる。
 
・産卵期:10月~11月に交尾、体内で孵化させて、12月~3月に産卵
 
・有名な産地:決まった大規模な水揚げ漁港が無い代わりに、関東、関西、瀬戸内海、九州沿岸部で獲れます。熊本県を代表する「四季の魚」冬の魚。鹿児島県を代表する「かごしま旬の魚」冬の魚。
 
 

■かさご料理

・煮漬け
2枚におろして、みりん、料理酒、ショウガで煮ます。火が通ったら醤油を加えてひと煮立ち。
 
・から揚げ
特に小さい20cm以下のサイズのカサゴのワタを出してから揚げにします。
コツは二度上げをすると、頭から背骨まで食べることが出来ます。
大きいサイズは二度上げしても、大骨は固くて食べられないことがあります。
 
42 カサゴから揚げ 


 
 
 

最後に・・・

最近の高級魚の条件は、刺身にできる、新鮮、刺身でおいしい、という条件も必要になってきました。
でも、昔からよく言われていたのは、1に焼き、2に刺身、3に煮の順で良い魚といわれています。
 
このカサゴも例外ではなく、脂肪を多く含んだ白身魚なので、焼くと上品でありながら食べごたえのある魚なので人気がありました。
そして、カサゴは寄生虫がいるから生食は避けられてきましたが、近年調理方法が発達したお陰で、刺身で食べるのも当たり前になってきています。
 
つまり、高級魚の定義が変わったのと、地方によって評価が違うので一言で「カサゴ=高級魚」とは言えないようです。でも、小料理屋や料亭では今でも高級魚の一つとして出されています。
「捕れときの処理方法」「鮮度」「調理の腕」が勝負の、ちょっと上級向けの魚、という訳です。
 
 
考:「原色魚類大図鑑・北隆館」「魚と貝の辞典・柏書房」
 
 

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 - 魚の語源辞典

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