サワラ鰆という春を告げる魚の漢字と名前の由来と語源辞典

   

 
43 サワラ鰆という春を告げる魚Top
 
 
サワラという魚は北海道南部から本州の沿岸部に棲息していて、瀬戸内海付近で産卵するものと黄海付近で産卵するものに分かれています。
そんな瀬戸内海を中心に日本周辺に棲息する魚、サワラの旬の季節や語源、漢字の由来などに付いて紹介します。
 
 

スポンサードリンク

 

サワラ鰆について、サワラの語源

■鰆について

サバ科サワラ属の魚で、北海道南部から南の日本付近一帯に広く棲息。特に瀬戸内海に多く棲息している魚です。
 
冒頭で紹介した通り、産卵場所は「瀬戸内海・日本」「黄海・中国」の2種類に分かれますが、日本近海と東シナ海付近が棲息範囲。温かくなる春~秋には沿岸部の海面近くに群れを成して泳いでいますが、冬場は深場に移動。寿命は7年前後といわれています。
 
 

■サワラ鰆の語源

・腹が狭いという意味、「狭い・サ+腹・ハラ→ サハラ→ サワラ」
 
・胴・腹が小さいという意味「小腹・サハラ」
 
・サハは班「イサハ=班の入った葉」と、ラはまだら模様から「サハラ→ サワラ」
 
・体は大きいけど、その腹は小さくて狭いので「サハラ・狭腹→ サワラ」
 
・幼魚をサゴシと呼ぶのは、腰の狭い魚からだとという説がある
 
・関東でサゴチと呼ぶのは、サゴシから転じたからといわれています。
 
 

サワラ鰆の漢字と名称について

サバ科・サワラ族・サワラ属 (サワラ)
 
漢字: 鰆・馬鮫魚
学名: Scomberomorus niphonius
英名: Japanese Spanish mackerel
別名: サゴチ、サゴン、ヤナギ、オキサワラ、 サワラゴ→ グツテラ→ サゴシ→ サワラ
 
・サワラは春に沢山獲れるから意味や、瀬戸内海に入ってくるのは春なので、春を告げる魚として「魚編に春」と書くといわれています。
 
・成長魚で、瀬戸内海では小さいものから「サワラゴ→ グツテラ→ サゴシ/サゴチ→ ヤナギ/ナギ→ サワラ」と名前が変わっていきます。
 
  

スポンサードリンク

 
  

サワラ鰆の産地と旬と料理について

白っぽい身をしているので白身魚と思われがちですが、分類上は赤身魚に入ります。
  
・美味しい旬の時期:、寒鰆は夏よりも脂がのっています
・産卵期:4月~5月
・有名な産地:瀬戸内海全域、漁獲高では、博多港、長崎港、浜田漁港(島根県)、舞鶴漁港(京都府)、橋立漁港(石川県)
 

■代表的な料理

焼き魚が有名で、身が柔らかい魚なので煮ると崩れやすいので煮魚にはされません。
 
・西京焼き
・サワラの竜田揚げ
 
岡山県付近では「刺身」
香川県付近では卵巣を使った「カラスミ料理」
 

■オキサワラとは?

国内で水揚げされたサワラ以外にも、加工して輸入しているサワラがいます。特に「オキサワラ」は安価で買えますが、正式名称ではなく商品名となります。正式名称は「カマスサワラ」という名前の種類の魚で、「サバ科・カマスサワラ属(1種類のみ)」となります。
だから「オキサワラ」とは「サワラ」ではありません。「サワラとは別な魚」を食べていることになります。
 
どれくらいの違いがあるか例えると、お寿司で有名なマグロはサバ科の一種になります。一方、近い種類にはカツオがいます。つまり、「サバ科→ マグロ属とカツオ属」「サバ科→ サワラ属とカマスサワラ属」となります。だからカツオとマグロくらい違いがあるという訳なんです。
 
 
 

最後に・・・

サワラ属は世界に約18種類棲息するといわれていて、その内4種類が日本周辺で獲れます。
因みに、世界に登録されている学名「Scomberomorus」の語源は、「Skombros homoros」というギリシャ語で、サバに似ているという意味で名付けられました。
 
 
参考:「原色魚類大図鑑・北隆館」「魚と貝の辞典・柏書房」
 
 

スポンサードリンク
スポンサードリンク

 - 魚の語源辞典

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。