シジミ蜆という四季美味しい貝 漢字と名前の由来と語源辞典

   

 
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シジミ蜆という二枚貝は、江戸時代から肝臓に良い食材といわれていましたが、今ではその成分は健康食品に欠かせません。
近年はやや減少していますが、そんな昔から日本中の汽水域で獲れていた貝の語源や産地や歴史など、シジミについて紹介します。
 
 

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シジミ蜆の語源、シジミとは?

■シジミとは?

シジミ科の2枚貝の事で、日本で獲れるのは「ヤマトシジミ」「マシジミ」「セタシジミ」の3種類。それぞれ日本各地の汽水域や河口付近に生息していて、殻のサイズは3~4cmの貝です。また、「セタシジミ」は琵琶湖水系で獲れる種類となります。
因みに、日本で最も多く獲れて市場に出回っているシジミは「ヤマトシジミ」になります。
 
「ヤマトシジミ」は、河口の塩水の入る砂中に棲息
「マシジミ」「セタシジミ」は、河川・湖沼に棲息
 

■シジミの語源

・チヂムを古い言葉でシジムといいます。そこから「チヂム→シジム→ シジミ」となったという説
 
・シジミの貝殻の表面には横シワが沢山あって、この横シワの見た目が縮んでいるように見えたので「縮貝(チヂム・カイ)→ シジミ」という説
 
 
 

シジミ蜆の漢字と歴史

二枚貝綱・異歯亜綱・シジミ上科・シジミ科 (シジミ)
 
漢字: 蜆
学名: Cyrenidae
英名: Corbicula
 

■シジミの歴史

・貝塚から大量のシジミが発見されていることから、遅くとも縄文時代には日本で食べらて来たことが分かっています。
 
・万葉集では「四時美(シジミ)」と記載されています。四季をとおして美味しいといわれていました。現在の「蜆(シジミ)」は後からつけられて漢字です。
 
・シジミ売りは江戸の下町の風物詩でしたが、その反面、貧乏人の仕事ともいわれてきました。これは、元手なしで簡単に始められる商売だったからだといわれています。
 
・江戸時代には「黄疸(おうだん)」に聞く食材といわれてい、「みそ汁に煮て食ふ」と記録に残っています。
 
・夏に獲れる土用シジミ(ヤマトシジミ)は腹薬と呼ばれていいて、夏バテ対策に食べられてきました。
一方冬に獲れる寒シジミ(ヤマトシジミ)は、夏に比べて味が良いといわれています。
 
 

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シジミ蜆の産地と旬の時期

・美味しい旬の時期:
「ヤマトシジミ」は夏が旬で、土用シジミといわれています。
「マシジミ」は冬が旬、寒シジミと呼ばれています。
 
・有名な産地:
「ヤマトシジミ」は、青森県の十三湖、島根県の宍道湖、利根川河口の3か所は特に有名
「マシジミ」は、淡水に生息していて、冬が旬なので寒シジミとも呼ばれています。
「セタシジミ」は、琵琶湖固有のシジミ
 

■コハク酸とは?

コハク酸という旨み成分がありますが、味噌汁など煮るものに入れると、この成分が出てきて風味が良くなると言われてきました。
 

■オルニチン

シジミに多く含まれているアミノ酸の一種で、アンモニアという毒素になる成分が、肝臓を経由して尿として排出するまでのサイクルを手助けする働きがあるので肝臓に良い成分といわれています。
 
 
 

最後に、シジミ料理のコツ

45 しじみ汁
 
・シジミを煮る時はお米を4~5粒ほど入れると、殻と身が離れやすくなります。お米が無いときは餅を入れても効果があります。
 
・鮮度を調べる簡単な方法は、貝に触れて「勢いよく閉じる」ものが新鮮だといわれています。
 
 
参考:「原色魚類大図鑑・北隆館」「魚と貝の辞典・柏書房」
 
 

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 - 魚の語源辞典

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