シャコ蝦蛄とはどんな生き物?漢字と名前の由来と語源辞典

   

 
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シャコとは、英語でマンティス・シュリンプと呼ばれるくらいカマキリに似た、でもエビのような尾を持った生き物です。それでは、日本語のシャコの語源や名前の由来はどこから来たのでしょうか?また産地や食習慣などシャコについて紹介します。
 
 

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シャコという生き物とは?シャコ蝦蛄の語源

■シャコ蝦蛄とは

エビに似た5対の足のある甲殻類の節足動物の一種です。北海道から本州などの浅い海の砂や泥に穴を掘って棲息しています。その身は、脂肪やたんぱく質を多く含んでいて、酢でしめると更に味がよくなります。
 
水揚げ後すぐに茹でた方が良いといわれるのは、死んでから腐敗が早いので、時間が経つと脱皮のときに出る酵素が分泌されて、殻の中で体を溶かすか、小さくなってしまうからです。
 
昔は東京湾でも沢山獲れていましたが、護岸の埋め立てによって棲息地が減ってしまたっため漁獲量が減ってしまいました。でも、汚染に強い生き物なので、仮に東京湾の水質汚染が進んだとしてもでも、最後まで生き残るのはこの「シャコ」だといわれています。
 

■シャコ蝦蛄の語源と由来

シャコを茹でると紫褐色になります。この色がシャクナゲの色に似ていて、別な呼び名で「石楠花/石花・シャクカ」ともいいます。このシャクカが訛ってシャコになりました。
 

■昔のシャコとは?

元々の名前の由来は、江戸時代にはこのシャコが「シャクナゲ・シャクナギ」と呼ばれていたからで、語源で紹介した通り「シャクナゲの花の色」に似ているから。
 
江戸時代は簡単に獲ることが出来たせいか、普段のおかずやおやつとして日常的に食べていたといわれています。
 
 

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シャコ蝦蛄の漢字と名称

甲殻類・軟甲綱・トゲエビ亜綱・口脚目・シャコ目・シャコ科 (シャコ)
 
漢字: 蝦蛄、青龍蝦
学名: Oratosquilla oratoria
英名: Japanese mantis shrimp、Squilla oratoria
別名: ガサエビ、シャッパ・シャク・ジャクワエビ・オニエビ・シャクゥ・ボロシャク、シャコエビ
 
・青龍蝦はその体形から青龍に例えられてつけられたと考えられています。
・英語名の「Mantis shrimp」とは、大きな足の部分が「カマキリ=Mantis」に似ているエビというところから名付けられました。
 
 

■シャコの話

・「シャコで鯛を釣る」
「エビで鯛を釣る」と同じように、少ない労力で大きな利益を得ることを指す諺(ことわざ)で使われています。それだけ昔はどこでも獲れたのかもしれないです。
 
・シャコを食べるのは日本人とイタリア人だけ?
何でも食べるやゲテモノ好きという比喩かもしれませんが、こんな冗談のような言葉があります。海に囲まれたイタリアなら納得です。
 
イタリアシャコ料理では、炒め煮「白ワインで蒸した後、オリーブオイル、塩、にんにく、玉ねぎのみじん切り、唐辛子、白ワインで調理」、フライパンで蒸し煮「オリーブオイル、塩、レモン汁」など日本とは異なるレシピ出食べています。
 
・他の国でもシャコ料理はある?
中華料理では、香港の海鮮料理でシャコのガーリック炒めや、フランス料理でも出てくるので食べる習慣があります。日本人だけが食べるわけではありません。
 
 
 

シャコ蝦蛄の産地と日本の食習慣について

・美味しい旬の時期と産卵期は同じ時期:
 身を食べるなら春~夏
 また6~7月の産卵前が美味しいともいわれています。
 子持ちを食べるなら冬の1~4月が食べ頃
 
・有名な産地:有明海、東京湾、瀬戸内海、青森、博多湾など全国で獲れます。
 
 

■シャコの食習慣について

・青森県の桜の花見では、シャコを食べると言われています。
 
・岡山県のバラ寿司は郷土料理の一つで、シャコはメインの具材の一つ。
 
・寿司のネタの多くは新鮮なうちに茹でて殻を取り除きますが、塩ゆで、から揚げで食べることも多い。
 
 
 

最後に・・・

軟甲綱は「真軟甲亜綱」「トゲエビ亜綱」に別れています。
「真軟甲亜綱」は私達が食べているエビやカニの事で、「トゲエビ亜綱」は→ 「奇泳目(古代種・化石)」と「トゲエビ亜綱」のシャコ目に分類されます。
  
シャコ目→ 古口脚亜目と昔口脚亜目がともに「古代種・化石」
シャコ目→ 単楯亜目はジュラ紀~現在生きている「シャコ」
 
このように分類されていますが、エビやカニの遠縁に当たります。そしてシャコの仲間の中では、唯一古代から生き残っている種類が私達が食べている「シャコ」です。
正に生きる化石を食べているということなんですね。
 
 

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