クラゲ海月という生き物とは?漢字と名前の由来と語源辞典

   

 
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クラゲ海月という透明でセラチン質の生き物は、海では刺されて、水族館ではストレス解消、食べて美味しいという生き物です。
そんなクラゲの名前の由来、漢字の語源、どんな生物か?、また食べ物としての産地などについて紹介します。
 
 

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クラゲ海月の語源・由来

■クラゲとは?

刺胞動物門・ヒドロ虫綱を総称してハチクラゲ類、またはクラゲ類全てを指してクラゲと呼びます。
他の魚と違って、このクラゲの体の構造は、水分が93~95%が水分、残りは主にタンパク質から作られている生物です。傘の周りに触手があって、その触手についている毒針で刺して捕食します。
  

■クラゲの名前の由来

・また、海鏡・石鏡・海蛇もクラゲの事で、そこから変化して「海折」と書く共いわれています。
 
・語源は海をたよりなくクルクル、クラクラ(回転する様子を指す)している様子からクラゲと呼ぶようになっという説。
 
・暗い海中でクラゲを見たところから、「くらがかりのお化けが“クラバケ”」になり、それが変化してクラゲになったという説。
 
・目が無いので「暗い」からクラゲになったという説
 
・丸い傘上の外見から「クルゲ・輪笥→ クラゲ」という説
 
・イクラカイキゲ(幾何生毛)→ クラゲという説
 
 


クラゲ海月の漢字と昔のクラゲの話

刺胞動物門・ヒドロ虫綱・ヒドロ虫綱・十文字クラゲ綱・箱虫綱・鉢虫綱、(クラゲ)
 
漢字: 水母、海月、水月
学名: Cnidaria Hydrozoa 
英名: Jellyfish 
 

■漢字の語源

・クラゲは海に月があるようだというところから、「海月」という字になったといわれています。
 

■昔のクラゲの話

日本では江戸時代頃から食用とされてきました。繊維質が含まれているので、便秘防止や腸の機能を整えるのに効果があるといわれています。
 
石灰とみょうばんとに浸して血汁を抜くと真っ白になるといわれています。
 
アイヌでは、クラゲは人間に妻を盗まれ、全身を殴られたからゼリー状になって海を彷徨う(さまよう)ようになったという話が伝わっているといわれています。
またクジラの鼻水とも呼ばれて、目に入ると失明するともいわれてきました。

クラゲについて残っている資料は、7世紀頃の「古事記」、12世紀頃の「古今和歌集」などでも、「骨のない生き物」として登場してきます。
  
※みょうばんとは?
明礬(みょうばん)、英語でAlumと書きます。これは「硫酸カリウムアルミニウム+二水和物」のことで、カリミョウバンまたはカリウムミョウバンとも呼ばれています。
天然のミョウバンは、止血、鎮痛、防腐用、殺菌作用、洗眼、うがいの他、染色剤や防水剤、消火剤、皮なめし剤、沈殿剤などに使用されてきました。
  
 

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クラゲ海月の産地と旬の時期とクラゲ料理について

 
・美味しい旬の時期、11月~2月
・産卵期の禁漁期間、7月~8月
・有名な産地:備前産、長崎県・佐賀県と韓国などの輸入物
 

■現代のクラゲ、クラゲ料理について

日本の他では、韓国、台湾、中国など東アジアで食されていますが、生で食べることは有りません。干しクラゲや食塩に付け込んだ「塩クラゲ」が流通しています。、
 
また、中国では料理に欠かせない大切な食材の一つとされます。保存食として「塩クラゲ」にします。作り方は簡単で、

・冷水に半日浸して粘膜を取り除く
・2~3日すのこに乗せて水抜く
・2~3日塩とミョウバンのミックスをクラゲに擦り付けて容器に漬ける。
・この作業を数回繰り返すと出来上がり!
 
食べるときは表面を洗い流してから水に漬けて塩抜き。細かく切って味付けして食べます。
  
因みに「キクラゲ」はキノコの一種を乾燥させた食材の事で、「塩クラゲ」はクラゲを塩とミョウバンで水抜きした食材のことです。
 
他には、鑑賞用として「クラゲ」は人気があります。自宅の水槽で飼う人も多くなりましたが、特に水族館では「クラゲ海月」を売りにしているところも増えています。その一番の理由に「リラックス効果」が高いからだといわれているからです。
  
 


最後に・・・

少し前まで日本では、お盆の後の海ではクラゲが出るといわれる程度で、直接クラゲが私生活に関わる人は少なかったと思います。
でも、700年代頃の文献にも登場するなど、クラゲと日本人の暮らしは古くから関わってきました。
そして食生活も、何気なく食べている「クラゲとキュウリ」の和え物のように身近なものもあるります。
 
リラックスとしてのクラゲ、食べておいしいクラゲ、そんなクラゲを海で見かけたら観察してみてはいかがでしょうか?そのときは刺されないように気を付けてください。
 
 
参考:「原色魚類大図鑑・北隆館」「魚と貝の辞典・柏書房」
 
 

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