タイ鯛という魚の王様の漢字と名前の由来と語源辞典

   

 
53 タイ鯛という魚の王様Top

スポンサードリンク

 
タイ鯛は日本では最高級魚として、祝いのときやお目出度いときに食べる魚で「魚の王様」と呼ばれることもあります。
日本では縄文時代から食べ、7世紀頃にはすでに上等な魚として扱われています。そんな鯛の名称の語源や由来などについて紹介します。
 
 

スポンサードリンク

 

タイ鯛の語源・由来

■タイ鯛とは

タイという魚は世界に約100種類くらい棲息していますが、日本ではこのスズキ目タイ科という種族全てを総称して「タイ」と呼んでします。そして、101種類くらいのうち日本には13種類棲息しているといわれています。
 
また、昔から赤い色をしたマダイの事をタイと呼んでいたので、今でも一部のい地域ではタイ=マダイで通っています。
 

■タイ鯛の語源

・昔はアカメと呼ばれて、赤い体が特徴だったので「赤目・赤女」と書かれていました。別なスズキ目アカメ科アカメ属に「アカメ」という魚がいますが、当時のアカメと現在のアカメは関係のない別な魚となります。
 
・平らな魚だから「タイラウオ→ タイ」になったという説
 
・中国に鯛という字があったのでタイにしてしまったという説、
 
・俗説と言われていますが、七福神の一人恵比寿様が持っている魚が「鯛・タイ」だから、「メデタイ→ タイ」となったという説
 

■タイ鯛の歴史の話

・縄文時代といわるタイの骨が出土していることから、2300年以上前から日本時の食生活に関わってきたことが判明しています。
 
・万葉集が書かれた平安時代頃には、上等な魚として記録されています。
 
・「鯛の兜煮」は、鯛タイの頭を縦に二つに割って煮た料理のことで、縦に割った姿が武士の”兜”のように見えるからついた名前といわれています。だから兜煮とは両方揃って初めて兜なので、片方だけの場合は単なる”アラ煮”となります。
 
 

スポンサードリンク

 
 


タイ鯛の漢字と名称

スズキ目タイ科、(タイ)
 
漢字: 鯛
学名: Perciformes  Sparidae
英名: Sea Breams、Porgy、Red seabream snapper(マダイ)
別名: タイ鯛の種類によって様々。マダイの場合は「オオダイ、ホンダイ、タイノユウ、シバダイ、ヒシコ」など、クロダイの場合「チヌ、クロ、ケイズ、カワダイ、クロチヌ」などがあります。
 
漢字の語源:鯛という字は、「どの海の周囲」でも獲れる魚、「周年(通年)」獲れる魚、周という字でアマネクと読み「広く、すみずみまで」という意味から、平たく広い魚という意味など諸説がありますが、定説は不明です。 
 

■タイ科の魚の種類

クロダイ属
アルコサルグス属
タイワンダイ属
アフリカダイ属
アメリカギンダイ属
スポンディリオソーマ属
クリュソブレフス属
キダイ属
ポリステガヌス属
ケイメリウス属
アフリカチヌ属
マダイ属
ヨーロッパダイ属
リトグナートゥス属
ヘダイ属
 
※このうちキダイ亜科は雄雌両性があるといわれていて、性転換できる可能性があるといわれています。
 
※上記の含まれないタイと名前が付く魚がいますが、「タイ科」に含まれないものが多数います。
 
 


タイ鯛の産地と旬の時期

タイ・鯛の美味しい季節は、他の魚と共通している「産卵前」と「冬に備えて脂肪を蓄える」、この二つの時期が旬の季節になります。
  
・美味しい旬の時期、秋~冬
・産卵期
・有名な産地:
漁獲量では「愛媛・長崎・熊本」が多いといわれ
養殖の鯛の場合は「愛媛・熊本・高知・長崎」で多いといわれ
美味しくて有名なのは「明石の鯛(マダイ)・兵庫県」といわれています。
 

■日本の鯛について

・県を代表する魚というものがあります。千葉県では県の魚を「鯛」に、愛媛県では県の魚を「マダイ」にそれぞれ指定しています。
 
・豊浜鯛祭り
愛知県の知多半島に位置する豊浜という町では、伊勢湾に面した漁港です。この漁港は県内の水揚げ量が一番多い港で、毎年例年では7月20日過ぎ、第4週目頃の土日に「豊中鯛まつり」が開催されます。
 
このお祭りは、豊漁と海の安全を祈るための祭りで、見所は20m近い木材と竹で作った重さ約1トンの”鯛”が練り歩く姿でしょう。
 
 


最後に・・・

日本では鯛が重宝されていて、祝いの席に出されるなど有り難い食材です。「メデタイ」と「タイ」を合わせた語呂合わせ程度にしか考えない人もいれば、遅くても江戸時代始めから、将軍家や宮中での高級食材として珍重されていた「最高級の味」の一つとして食べている人まで様々です。
 
しかし、残念ながら海外では大して人気が無い魚で、他の白身の魚と同じ程度の扱いしか受けていない場所も珍しくありません。海外で日本の味が恋しくなったら、魚屋や市場で鯛が狙い目かもしれないですね。
  
 
参考:「原色魚類大図鑑・北隆館」「魚と貝の辞典・柏書房」
 
 
 

スポンサードリンク
スポンサードリンク

 - 魚の語源辞典