ドジョウ泥鰌という栄養価の高い魚の漢字と名前の由来と語源辞

   

 
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昔は日本中どこにでもドジョウがいたので珍しくもない魚でしたが、栄養価が高いので、海外では推奨されてきた食材の一種です。
近年では様々な理由でその数が激減しましたが、そんなドジョウの語源や生態、漢字の由来などについて紹介します。
 

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ドジョウ泥鰌とは?ドジョウの名前の語源

■ドジョウ・泥鰌とはどんな生き物?

ドジョウ科の淡水魚で、日本では北海道から沖縄まで、そして広くアジア全域(サハリン、朝鮮半島一体、北ベトナム、台湾、海南島、ミャンマーなど)に分布しています。
流れの穏やかな河川、池や沼、などの泥底に生息。腸でも呼吸ができるなど、水中で酸素の低下や変化に強い魚です。冬は30cmくらい潜って冬眠します。
体長は細長くて10cm~15cmくらい、ひげは上顎に3対、下顎に2対あるのが特徴。
 

■ドジョウ泥鰌の語源

・漢字の由来と重複しますが、「酋」が元。暴れるので酒を飲まして料理するという意味から。
 
・水中の底の泥土にいるので「土生・ドジョウ→ 泥鰌・ドジョウ」という説
 
・中国の漢名「泥鰌 = ドジョウ」が語源という説
 
・泥の中で動き回るので「泥之魚・ドロノウオ→ 泥鰌・ドジョウ」という説
 
・「ドロスミウオ = 泥棲魚→ 泥鰌・ドジョウ」という説
 
・「トロセウ・泥髭」が語源という説
 
 


ドジョウ泥鰌の分類と漢字の由来

コイ目・ドジョウ科・ドジョウ属、(ドジョウ属の総称)
 
漢字: 泥鰌、鰌、鯲
学名: Misgurnus anguillicaudatus
漢名: 泥鰍?
英名: weatherfish、weather loach、
別名: ドゾウ、ドンジョ、ママドジョウ、ヤナギバ、ムナギ、アジメ、クロドジョウ、ジョ、チチラカイ
 

■漢字の由来

・泥鰌でドジョウですが、「魚へんに酋」とは壺からサケが上昇している形を現しているといわれています。
 
・「酋」とは強い、すぐれているという意味が含まれていて、強靭で暴れまわるというところから使われるようになりました。
 

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ドジョウ泥鰌の産地と旬の時期

・美味しい旬の時期:夏頃、6月~8月、産卵前の脂がのった時期
※一般的な旬の時期は”夏”で、秋に産卵、冬は冬眠をします。
 
・産卵期:4月~7月と9月~10月の年に2回
 
・有名な産地:北海道、東北付近、大分県など
大分県では養殖がおこなわれていて、出荷量が一時期より増加・安定するようになりました。
日本の消費の約50%は韓国・中国からの輸入といわれています。
 

■ドジョウ泥鰌の歴史の話

・昔の日本では、ドジョウは泥から自然に生まれてくるものだと信じられてきました。そのためドジョウを増やす方法として「麦わらを二、三寸に切りて泥の中に入れておくべし」と伝わっています。
 
・ドジョウ料理は、1804年”浅草駒形の越後屋”が始めた「ドジョウ鍋」が始まりといわれていますが、”南伝馬町の萬屋”や”本所石原の石井”が元祖ともいわれています。
 
・「柳川鍋」の始まりは、ささがいたゴボウと開いたドジョウを煮込んで卵でとじた料理として「横山町の柳川」という店が始めたといわれています。
 
・ドジョウは昔から肝臓に効く薬、他にはリュウマチや神経痛に効き、母体は母乳の出が良くなるともいわれて柳川鍋は重宝されてきました。
 
・スイスの博物学者ゲスナーは栄養価が高い魚なので、食材として推奨。
 
・イギリス出身のアイザック・ウォルトン(1593年~1683年)の書いた「釣魚大全」という釣行・魚の歴史書には、味が良くて消化も良く、病人に良い魚として紹介されています。
 
・「ドジョウすくい」とは、島根県の安楽節はドジョウすくいの踊りが有名ですが、砂鉄を扱う作業「土壌すくい」が始まりといわれています。
 
 


最後に・・・

ドジョウは低湿地帯、水田、川、池、湖などの砂泥地や水草の生えている場所に生息していましたが、水質汚染や護岸工事などによって激減してしましました。
 
現在日本固有のドジョウは個体数の調査が難しいため、絶滅危惧種にしていされています。
 
 
参考:「原色魚類大図鑑・北隆館」「魚と貝の辞典・柏書房」
 
 

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