ニシン鰊という北で獲れる魚の漢字と名前の由来と語源辞典

   

 
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日本でのニシン・鰊の歴史は他の魚に比べて浅くて、約500年~600年前の北海道や北日本で獲り始めた魚です。
そんなニシンの名前の由来には諸説がありますが、他にも漢字の由来やどんな魚なのかなど、ニシンについて紹介します。
 
 

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ニシン鰊とは?名前の語源

■ニシン・鰊とはどんな魚?

ニシン科ニシン属のことで、日本では日本海側、太平洋側の北日本を中心に獲れる魚です。海外では黄海、カリフォルニアから北の北太平洋全域、北極海、ロシア北西部の白海などで獲れます。
 
体形はマイワシに似ていますが、体表の柄の違いで区別できます。平均の体長は約30cm。沖の魚ですが、産卵のために沿岸にきて、海藻などに産卵します。
 
三陸沖からオホーツク海を回遊して日本海沿岸へ集まったり、茨城の湖沼に産卵に集まるものなど、地方ごとに群がる習性があります。樺太や朝鮮半島の付近の静かで穏やかな日の夜中ホンダワラなどの海藻に産卵をする。
 
 

■ニシン・鰊の語源

・親に供える餅を“にしんもち“といいます。そこから「ニ親 = 父・母」という意味でニシンという説

・他の魚より子供が多いから「ニ親 = 父・母」という意味でニシンという説
 
・煮ても渋いので「ニシブ(煮渋)→ ニシン」という説
 
・この魚の内臓を取り出して、「二つに割いて干した」から「ニシン = 二身」という説
 
・「和漢三才図会」では「かど・二志ん」と記載されています。この「かど」という魚の卵だから「かどの子→ カズノコ」となりました。
 
  


ニシン鰊の漢字や名称と分類について

ニシン目・ニシン科・ニシン属 (ニシン科総称)
 
漢字:  鰊・鯡
学名:  Clupea pallasii
英名:  Herring
漢名:  青魚
別名:  春告魚(はるつげうお)・カド・カドイワシ・セガイ・バカイワシ・アトニシン・イサザニシン・エビスニシン・ヘロキ
 
・鰊という字は「東の魚」という意味で作られた。
 
・ニシンは魚でなく藩にとって米だといわれたところから、“魚に非ず”といわれて「鯡」としたといわれている。
 
・春告魚(はるつげうお)とは、毎年春になるとニシン漁が盛んになるところからつけられた名前。
   

■ニシンの種類

プリスティーガスター科
カタクチイワシ科
オキイワシ科 
ニシン科
→ アロサ属
→ ヤマトミズン属
→ スミツキニシン属
→ ベンティンクニシン属
→ ニシン属
→ ドロソマ属
→ ギンイワシ属
→ エトマロサ属
→ ウルメイワシ属
→ ウロコサッパ属
→ ミズン属
→ ヒラ属
→ コノシロ属
→ ドロクイ属
→ サルディナ属
→ サッパ属
→ マイワシ属
→ キビナゴ属
→ フエゴニシン属
→ テヌアロサ属
  

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ニシン鰊の産地や旬の時期

・美味しい旬の時期:3月~5月
・産卵期:3月~5月、場所によって12月~4月の場合もある
・有名な産地:北海道・カナダ・ロシアからの輸入が大半
 
※日本近海では漁獲量が減少してため、カナダ・ロシア近海での漁獲が中心です。
 
・「数の子・カズノコ」はニシンの子供のこと
 
・北海道のニシン漁は、1447年に陸奥の馬之助が蝦夷松前に移住した時から開始。ニシン漁が栄えたのは1887年~1897年頃。毎年100万トンくらいの漁獲量があったが、1950年代に入る頃になると年間5万トン程度しか獲れなくなりました。
 
  


最後に・・・

日本ではあまり獲れなくなり、殆どが輸入ものとなります。ヨーロッパでも、このニシンは需要の高い魚の一種で、酢漬けにされたものが広く流通しています。
 
 
参考:「原色魚類大図鑑・北隆館」「魚と貝の辞典・柏書房」
 
 

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 - 魚の語源辞典

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