八チ・蜂というカサゴ科の魚 漢字と名前の由来と語源辞典

   

 
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ハチというカサゴ科の魚は、鋭い背びれが刺さると痛いところから「蜂」のようなところから全く同じ漢字が使われています。
語源も名前の由来も「蜂」からついていますが、あまり耳にしないハチという魚について紹介します。
  
 

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八チ蜂の語源・由来

■ハチ・蜂という魚について

ハチ科の海水魚で、南日本、インド、西~中太平洋に分布。沿岸部の砂泥底に生息
 
外見は、
体長約10cm、色は背中と体側が青褐色をしている。
特徴は二つ、下顎の付近に2対のひげを持っていること。もう一つは背びれ・胸びれ・腹びれヒレが大きいことで、長い胸ビレで尾の近くまで伸びている。腹ビレ、背ビレも大きく、この大きな背ビレに毒膜があって刺されると激痛が走る。
 

■ハチ蜂の語源

背中のヒレに毒針があるところから、花の周りを飛び回る「蜂」が語源で「ハチ」と呼ばれている。
 
 


八チ蜂の漢字と名称

カサゴ目・ハチ科・ハチ属
 
漢字: 蜂
学名: Apistidae
英名: Bearded waspfish、Ocellated waspfish、Wasp scorpionfish
別名: ヒレカサゴ・シロオコゼ・カレススキ・カザハナ・セトビウオ・ホゴ
 

■ハチの属しているフカカサゴ科

カサゴ目は26科・約1400種に分類されていて、そのうちの一種ハチ科という種類があります。日本付では、ハチ科のハチ属には唯一ハチという魚います。
 
他のハチ科は世界には2種類生息しています。
「Humpback waspfish」という体長15cmくらいの種類が、パプア湾・パプア列島のサンゴ礁に1種類。
「Short-armed waspfish」という体長約体長19cmくらい種類が、オーストラリア北西部、アラフラ海(オーストラリア北部とニューギニア付近)、インド洋から太平洋付近にかけて1種類。
 
ハチ科→ ハチ属→ ハチ(1種類のみ)
 
Waspとはスズメバチ上科の大型のハチのことで、Scorpionfishとはカサゴ目の魚のこと。
つまり、蜂のように刺すカサゴの一種と英語でも命名されていることになります。
 

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八チ蜂の産地?食用?

漁獲量が少ないということと、味が良いわけでもないので、食用としてあまり流通していません。神奈川県・相模湾、和歌山県・田辺湾、高知県などに生息していて、稀に網にかかります。
 
 


最後に・・・

スーパーで販売されないどころか、滅多に市場に流通しない魚です。また、食用としての記録も残っていないので、釣りで釣れてしまったか、網で偶然獲ってしまった程度の扱いの魚となります。
 
ただしカサゴ目はスズキ目や、コイ目、ナマズ目などの大きな分類の中では5番目に種類が多い魚となります。だから、このハチが珍しい魚だといっても、近種にはカサゴ、メバル、オコゼ、アイナメなど、釣りや食用として人気の高い魚がいるので、これらの魚の親戚と思えばいいでしょう。
 
 
参考:「原色魚類大図鑑・北隆館」「魚と貝の辞典・柏書房」
 
  
 

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 - 魚の語源辞典

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