ヒメマスという紅鮭の一種の魚の漢字と名前の由来と語源辞典

   

 
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ヒメマス・姫鱒という名前は、かわいらしい呼び名ですが、釣りでは激しいファイトをする、食べたら美味しい紅鮭の一種の魚です。
そんな日本では珍しい、北米ではお馴染みの、ヒメマスの名前や漢字の由来や語源の他、生態についてなどを紹介します。
 
 

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ヒメマス・姫鱒とはどんな魚?名前の語源

■ヒメマス・姫鱒の生態

ヒメマスとは、海に降りない紅サケの種類のことです。通常鮭とは川で生まれて海に下降して、また生まれた川に戻ってきて産卵をしますが、このヒメマスは一生、河川か湖で生活します。この様な種類を”陸封型”と呼びます。
 
日本の原産地は北海道の阿寒湖とチミケップ湖。1900年頃支笏湖(しこつこ)へ移植され、養殖が始まったのを切っ掛けに、青森県の十和田湖、栃木県の中禅寺湖、神奈川県の芦ノ湖、山梨県の西湖と本栖湖などへ放流されて、各地へ広まりました。
 
海外では、北米大陸のカリフォルニア北部付近からアラスカまで広く分布している。ニジマスに次いで釣りで人気があり、多く生息する淡水魚の一種。普段は湖にいて、産卵期には川を遡上して産卵します。
 
紅鮭と同じように、4年に1回産卵期には体が赤く変色して、産卵後はをすると絶命します。稀に8年くらい生存する個体もいますが、基本的には4年せ成熟・産卵を行います。寿命は個体差があって日本では約3~8年といわれているが、カナダブリティッシュコロンビアでは3~5年といわれている。
 
 

■ヒメマスの名前の語源

紅鮭・ベニサケの「紅色の鱒」と、紅鮭より一回り小さいので「姫」が合わさって「姫鱒・ヒメマス」と命名。
明治時代にこの魚が見つかり、千歳孵化場に勤務していた森脇技師によって命名される。
 
 


ヒメマス・姫鱒の漢字と名称

サケ目・サケ科・タイヘイヨオサケ属、個体名・ヒメマス
 
漢字: 姫鱒
学名: Oncorhynchus nerka
英名: Kokanee
 

■ヒメマスと日本の歴史

明治時代(1868年~)に本州の各湖に移植されて養殖が始まりました。
特に北海道や秋田県/青森県の十和田湖には魚が全く生息しない湖だったのを、和井内 貞行(わいない さだゆき)が失敗を繰り返しながら研究した末、ヒメマスの移植・養殖に成功。
この事業の成功により、十和田の観光や産業を大きく前進させた養殖の先駆者として名前が残っている。
現在、和井内貞行の出身地である、秋田県鹿角群の旧勝漁神社が改名されて和井内神社と命名されて、妻とともに祀られています。「伝記映画・われ幻の魚を見たり」
 
 

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ヒメマス・姫鱒の産地と旬の時期

・旬の時期:産卵前の秋頃
・産卵期:9月下旬~11月上旬
・有名な産地:北海道・支笏湖、秋田県/青森県の十和田湖、栃木県・中禅寺湖
 

■ヒメマスの活用

日本では、鮭と同じように塩焼き、スモーク、フライパン焼き、揚げ物の他、刺身で食べる場合もありますが、北米ではグリルかロースト(オーブン・BBQ・フライパン)で加熱して食べる。鮭と同じ分類だが、淡水魚を生で食べる習慣はない。
 
日本の北国の釣りでは人気のある魚だが、鮭同様遊漁期間が限定されている。一方北米のアメリカ・カナダでは、虹鱒と同じくらい多くの地域で生息しているので、釣りの対象としても虹鱒に次いで人気がある。
 
 
 


最後に・・・

北海道~東北付近ではよく見る魚ですが、日本の一般的には非常に珍しい淡水魚となります。
ヒメマスは、ある程度寒冷地の川や湖、水温は10℃~12.5℃(カナダ釣り情報参照)くらいの環境を好むので、関東から南の湖には合わない環境となります。
 
 
参考:「原色魚類大図鑑・北隆館」「魚と貝の辞典・柏書房」
 
 
 

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 - 魚の語源辞典

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