フナ・鮒というコイ科の魚 漢字と名前の由来と語源辞典

   

  
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フナとは、昔から川や湖沼にいるコイ科の馴染みのある魚の一種ですが、フナ属は3本の指に入るくらい種類の多い魚の一種です。
そんなフナは、どんな魚でどこに生息しているのかなど生態や、鮒という魚の名前の由来や語源などについて紹介します。
 

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1章見出し

■フナ・鮒の生態について

コイ科の淡水魚の一種でユーラシア大陸が原産。大きくマブナとゲンゴロウブナの2種類に分類されているが、ゲンゴロウブナ以外の総称としてマブナと呼ばれているだけである。実際にマブナという種類はいない。また、世界各地にいるフナは、どれもこのユーラシア大陸から移植されたものが温帯・亜熱帯地域に分布している。
 
体形はコイ・鯉に似ているが、口髭がなくて、鯉よりも体高が高く、体幅が狭いのが特徴。
 
 

■フナ・鮒の語源

・フは田んぼの意味、ナは魚(ナ)で、これから合わさって「フナ」という説
 
・日本に伝わったとき元の名前があったが、新しく日本で「鮒」の字を当てた。この読み方が「フ」で、魚という意味の「ナ」が合わさって「フナ」という説
 
・フはフシト(臥魚)やアフミ(近江)の略、ナはマナ(魚)を合わせて「フナ」という説
 
・ホネナシ(骨なし、煮ると骨が柔らかくなる)から「フネナシ→ フナ」という説
 
・フハフハと腹が張れる・脹れる魚(ナ)から「フナ」という説
 
 


2章見出し

コイ目・コイ科・コイ亜科・フナ属、(フナの総称、細かく、数多く分類されている)
 
漢字: 鮒
学名: Carassius
英名: Crucian Carp, Deepbodied Crucian Carp
漢名: 鯽
別名: ギンブナ・ゲンゴロウブナ・ナガブナ・ニゴロブナ・ゴロブナ・ジツキブナ・
 
※漢字の由来は、フナが泳ぐときは、他のフナに付いて泳ぐところから「魚+ 付= 鮒」という漢字が作られた。
 

■フナ・鮒と歴史

・釣り堀の歴史は平安時代からと言われている。貴族が自分の家の池にコイやフナを放流して、釣って楽しんでいたといわれている。
江戸時代に入る頃くらいまで、遊びで釣りができたのは貴族の特権だったといわれている。江戸時代以降庶民にも遊びとしての釣りが浸透していった。
 
・忠臣蔵では吉良上野介が浅野内匠頭を「フナ侍」といって罵ったのが元で認証沙汰となる。
 
・「漁鑑」「和漢三才図会」にもフナの紹介がされていて、琵琶湖産をよいフナと称したり、江州湖中が一番、金魚は鯉や鮒などの変化したものではない。別の一種で、初め外国から来たもの~などフナや鯉科の魚について書かれている。
    
・フナが食材となったのは江戸時代に入ってからである。それまでは、儀礼用の魚としてしか扱うことが主であった。
  

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3章見出し

・旬の時期:3月~4月
・産卵期:春頃、浅瀬の水草などに卵を産む
・有名な産地:埼玉県、岡山県、茨城県など、都会から少し離れた地域で漁獲量が多い
 

■フナ・鮒の活用

・金魚は、観賞用にフナを元に人口的に品種配合された魚。1502年足利時代の末期頃に、中国から日本へもたらされた。原産地は中国の揚子江下流の湖の一つと考えられている。
 
・食用として市場に流通していて。他の魚に比べると天然物が多い。また味は、どの地域のものとも大差がない。
 
・釣りの対象魚として需要が高い。全国各地の湖沼や釣り堀などの対象魚。
 
・有名な料理は、琵琶湖周辺では「鮒ずし」が名産、旧美濃・尾張・三河、現在の岐阜や愛知県付近では「鮒味噌」が名産
 
 


最後に・・・

フナは分類が難しいコイ科の魚なので、未だ解明されていない部分が多く存在しています。
昔は内陸部での主要な食材の一つだったが、淡水魚のため泥くさいといわれて年々消費量が減少しているが、琵琶湖周辺の「鮒ずし」のように有名な伝統料理があるので、一定の需要がある。
ただし、生食は寄生虫の危険があるので、避ける必要がある。 
 
  
参考:「原色魚類大図鑑・北隆館」「魚と貝の辞典・柏書房」「たべもの語源辞典 東京堂出版」
 
 
 

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 - 魚の語源辞典

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