うなぎの国産と中国産との見分け方 国産なのになぜ安い?

   

 
春から夏にかけて、スーパーではウナギの出回る量が増えますが、よく見ると色々な産地があっても何が違うのか分からないですよね。
そこで、国産なのになぜ安いウナギなのか?国産と中国産のウナギの違い、見分け方などについて紹介しますね。

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うなぎの国産と中国産との見分け方

スーパーでは、中国産や台湾産、国産か、鹿児島産・高知産・浜松産など産地が表記してあります。
この産地の表記はご存知の方も多いと思いますが、中国で産まれて育ったウナギだから中国産ではないんです。そこでウナギの3つの見分け方を紹介しますね。
 
その1、ウナギの皮の厚さの違い
ウナギの種類の違いから、中国産は「皮が厚い」・日本国産は「皮が薄い」とされています。
 
その2、ウナギの肉の厚さと弾力の違い
ウナギの種類の違いから、中国産は「肉厚・弾力性」があり、日本国産は中国産と比べると「肉が薄い」とされています。
 
その3、表記が「国産」だけで地域名が無い(鹿児島産など)
稚魚からある程度大きくなるまで中国で育って、それから日本で養殖されたウナギの可能性が高いです。
 
 
つまり、「表記を見る」「肉や皮の厚さを見る」「弾力を確かめる」この3点で確かめられるんですが・・・・。
でも弾力を確かめるときは、あまり強く押さないでください。実は、押して確かめるというのはあまり良いマナーとは言えないですから。あとは、パッケージに穴を開けないように気を付けてください。
それでは、具体的に何が輸入物と国産のウナギは違うのでしょうか?
 
 
 

うなぎの国産と中国産との違い

食感・肉厚具合・皮の硬さなどの違いの殆どが、種類の違いから触感や食感が違うんです。
もう一つ違いがあって、ウナギは大抵どこでも水があれば生きることが出来る強い魚なので、大きく影響を受けるのが、水質や生活環境の違いが味に大きく左右してくるんです。
 
 

〇産地による味の違い

それでは、産地とはどういうことかというと、「一番長く生活していた場所」なんです。
通常魚の場合は、水揚げした漁港が産地としてパッケージに書かれますが、ウナギの場合は大半が養殖なんです。
だから、「どこで養殖したか?」ということが重要なんですが、ここで問題が出てくるんです。
 

ウナギの稚魚を中国で育てる。
 ↓
ある程度大きくなると日本の養殖場に移動
 ↓
一番長く生活したのが日本の場合
 ↓
国産ウナギ

※中国産の場合、一番長く生活したのが中国というだけ。

 
 

〇種類による味の違い

実は、現在日本で流通しているウナギの大半は、インドや中国で育てられたものが多いんです。
簡単に例えると、紅鮭をアラスカで養殖しても、日本で養殖しても紅鮭ですよね。
ウナギも同じで、ニホンウナギを中国で養殖しても、日本で養殖してもニホンウナギなんです。
 
だから、本当なら「〇〇種の鰻(ウナギ)」と種類を表記して欲しいところなんです。

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ところが、日本では「どこで捕れたか?育ったか?」だけなので、どこの国のウナギだから味が良いイマイチというイメージが定着しているだけなんです。
勿論中国やインドの養殖場の環境が分からないから、日本産と味は同じとは言えないんですけど・・・。
兎に角、中国産は日本で主流の鰻と種類が違うから食感などが違うんですね。
 
それでは、どんな種類のウナギが出回っているのでしょうか?代表的なウナギの種類を紹介しますね。
  

― 鰻・ウナギ -
 
ウナギ目・ウナギ科・ウナギ属
学名:Anguillidae
ウナギ全般の事を学名で”Anguilla・アンギラ”といいます。
英語では”Ell・イール”、日本語では全てを”ウナギ科・ウナギ属”に分類されます。
 
・ヨーロッパウナギ 
 学名:Anguilla anguilla
 ヨーロッパに分布する唯一のウナギ
 
・アメリカウナギ 
 学名:Anguilla rostrata
 北アメリカから南アメリカ北東部に生息
 
・ニホンウナギ 
 学名:Anguilla japonica
 英名:Japanese eel
 日本名:日本鰻
 日本・朝鮮半島からベトナムまで東アジアに生息
 
・オオウナギ 
 学名: Anguilla marmorata
 英名: Giant mottled eel 
 日本名:大鰻
 太平洋とインド洋の熱帯・亜熱帯域に生息
 
・ニューギニアウナギ
 学名: Anguilla bicolor pacifica
 ニューギニア、東シナ海や日本では屋久島以南などに生息
 
※日本では主に、「ニホンウナギ」「オオウナギ」「ニューギニアウナギ」の3種類が流通しています。
 
※「ヤツメウナギ・八目鰻」はヤツメウナギ目、「ヌタウナギ・饅鰻、沼田鰻」はヌタウナギ科ヌタウナギ属。
どちらも”ウナギ”と呼ばれていますが、ウナギとは無縁の別な魚です。姿がウナギのように細長いから”ウナギの仲間”と思われて名付けられたんですね。
 
   
味や食感の違いは「種類の違い」と「生活環境の違い」からくるものなので、輸入・養殖ものでも時期が旬であれば十分美味しいということなんですよ。
そこで、味はどこの産地でも、どの種類でも美味しければ良しとして、私達日本人が一番心配しているのが”養殖されている環境”ではないでしょうか?
 
 
国産は自分たちの目が行き届いていそうだから安心ですけど、中国産やインド産はどんな環境で育てられているのか分からないから、だから心配なんですよね。
恐らく、水温・水質・エサ・養殖されている環境などが日本とは異なるから、中国産やインド産の弾力や皮や身の厚みが違ってくるのではないでしょうか。
  
 
それでは、日本より安く養殖できるから輸入物が出回っていると考えられますが、なぜか日本国産なのに中国産と同じような金額で売られていることがありますが、なぜなのでしょうか?
そこで、次はウナギの値段についてご紹介しますね。
 
 
 

うなぎの国産が安いのはなぜ?

少し長くなってきたので、この値段についてはサクッと簡単にご紹介していきますが、「なぜ、国産のウナギなのに値段が安い?」のでしょうか?
 
先ほどお話しした通り、人件費、施設代、加工代などが安く済むから海外で養殖を行うはずですよね。それなのになぜ、国産ウナギが輸入ウナギと同じような値段なの?と疑問で出てきます。
  
この理由も簡単で、「産地とは一番長く生活した場所」と紹介しました。
一番手間がかかる稚魚(シラスウナギ)から成魚のウナギまでを海外で、安定して生活できる大きさになったら日本へ連れてきて、海外よりも長く日本で生活させれば、国産ウナギになるという訳なんです。
 
勿論、日本で稚魚から成魚にまで育てて、輸入ウナギと同じ格安の価格で販売する場合もあるでしょう。
でも、残念ながらそれは非常に稀なケースと思っていいんです。なぜなら日本国内のコストはインドや中国に比べて遥かに高いんですから。
 
 
 

最後に・・・

今回は養殖ウナギを主に紹介してきましたが、味も食感も一番良いのは勿論「天然ウナギ」です。それもちゃんと美味しい旬の時期のウナギです。
いくら天然でも旬の時期を大きく外れていれば味は落ちてしまいますから。
 
それでは、これからも美味しいウナギを沢山食べてくださいね。
  
  

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