ミルクイ通称ミルガイという二枚貝の漢字と名前の由来と語源辞典

   

 
112 ミルクイの代わりナミガイTop
(※写真はナミガイ) 
 
 
ミルクイという貝がいますが、世間一般にはミルガイという呼び名で通っています。かつては日本中で採れていた貝ですが、近年では生息数が激減したので高級貝となりました。そんなミルクイ、通称ミルガイの名前の由来や語源、生態などについて紹介します。
 
 

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ミルクイ・ミルガイの語源・由来

■ミルクイの生態

ミルクイとは、通所・ミルガイと呼ばれているバカガイ科の二枚貝のこと。北海道から九州まで日本全国、朝鮮半島周辺の内湾の採泥底に生息している。
 
殻長は約14、5cm、殻高は約9cm、殻幅は約5cmの卵のような楕円形をしている。殻の表面は白で濃い黄色の殻皮をしている。太くて黒い皮に覆われた長い水管が特徴。
 
名前の通り、ミル(海藻)が縁辺(えんぺん)という殻の縁についていることが多い。
 

■ミルクイの語源

殻の縁辺部分にミル(海藻の一種)が付着している姿が、まるで「ミルを食べている」ように見えるところから、「ミルをたべる→ ミルクイ」と呼ばれるようになった。
 
 


ミルクイ・ミルガイの漢字と名称

二枚貝綱・バカガイ科・ミルクイ属
 
漢字: 海松食・水松食
学名: Tresus keenae
英名: gaper clam、mirugai clam
別名: ミルガイ(海松貝)、ミルクイガイ(海松食貝)、ホンミル、クロミル
 

■ミルクイとアメリカナミガイの違い

この二つの貝の見た目や味は、類似していますが別な種類の貝となります。
ミルクイはバカガイ科の貝
アメリカナミガイはナミガイ科の貝(Pacific Geoduck)
 

■ミルクイの歴史の話

それぞれ古い文献には、ミルクイが次のとおり記載・紹介されている。
・「和漢三才図会」には、「肉は殻に満ちていて約5寸6寸(約15cm~18cm)」
・「魚鑑」には、「肉味淡脆美し」
・「大和本草」には、「其舌鼓の外に長く出つ紅白色なり味よし」
 

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ミルクイ・ミルガイの産地と旬の時期

・旬の時期: 1冬~春
・産卵期: 2月~6月
・有名な産地: 
瀬戸内海周辺、兵庫県の明石、岡山県の倉敷・下津井、香川県、三河湾・伊良湖岬周辺
 
※かつて東京湾にも相当数のミルガイが生息していましたが激減して殆ど採れなりました。現在は千葉県富津で採れている。
 

■漁獲期間について

旬は冬から春と言われていていますが、資源保護のために期間を12月~4月に限定しています。ただし法的な規則ではありません。
 

■ミルクイの活用

・水深約10mの海に生息しているため、漁獲方法は潜水して採ります。
 
・ミルガイに近い種類の、アメリカミルクイ・アメリカナミガイという「ナミガイ科」の貝が代用として輸入されています。
 
・シロミルという貝はミルクイに似ていますが、キヌマイトガイ科の貝なので、ミルクイとは別の種類となります。
 
 


最後に・・・

回転すし屋などのミルガイの大半はナミガイの一種、アメリカナミガイと思ってください。ただし、味も見た目もミルクイに酷似しているので大差はありません。そして、輸入物のミルクイ・ミルガイは中国や韓国産となります。
 
 
参考:「原色魚類大図鑑・北隆館」「魚と貝の辞典・柏書房」「たべもの語源辞典 東京堂出版」
 
 
 

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 - 魚の語源辞典

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