気圧と天気にはどんな関係がある?高気圧と低気圧とはどんな事?

      2016/09/07

 
113 高気圧と低気圧の仕組みTop
 
 
天気予報を見ると必ず解説で出てくる言葉に気圧がありますよね。更に高気圧と低気圧という言葉が出てきます。何気なくこの気圧を見て、晴れる、雨が降る、台風発生と聞いていますが、そんな気圧と天気の関係について紹介しますね。
 

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気圧と天気の関係について

天気に深くかかわる”気圧”のお話をする前に、気圧が発生する環境について紹介しますね。
 

□気団と気圧の関係

大陸や海上など、一定の場所に留まった空気の塊は独特の性質を持つようになります。
これが「気団」というものです。
 
そして、この気団には2種類の環境で発生するんです。
「大陸性気団」・・・陸地で発生
「海洋性気団」・・・海で発生
 

□気団の種類

「極気団」とは緯度80°付近の気団のこと
大陸性・・・大陸性極気団といって冷たくて乾燥している
海洋性・・・海洋性極気団、冬は大陸性極気団と同じ、夏は湿っている
 
「寒冷気団」
大陸性・・・大陸性寒帯気団、気温が低くて乾燥している
海洋性・・・海洋性寒帯団気、温が低くて湿っている
 
「熱帯気団」
大陸性・・・大陸性熱帯気団、温かくて乾燥している
海洋性・・・海洋性熱帯気団、温かくて湿っている
 

□日本に影響している気団

シベリア気団= 大陸性寒帯気団
オホーツク海気団= 海洋性寒帯気団
揚子江気団= 大陸性熱帯気団
小笠原気団= 海洋性熱帯気団
赤道気団= 海洋性熱帯気団
 
これらの気団がぶつかり合ったり、動いたり、同じ場所に居座ったりして、日本の天候に大きな影響を与えています。例えば、「梅雨」「台風」「高温・蒸し暑い夏の日々」「大雪」などがいい例です。
 

□気団と気圧

これらの寒気団と暖気団が移動、ぶつかり、その気団が合わさる部分が「前線」となります。
 
停滞前線
寒気団と暖気団が同じ勢力の時発生する前線
 
温暖前線
暖気団の方が強い時に発生する前線
 
寒冷前線
寒気団の方が強い時に発生する前線
 
閉塞前線
温暖前線と寒冷前線の一緒になること
 
 
気団と前線が動くことで、風が吹いて天候が変わるんです。
「温かい空気は上空へ/冷たい空気は下へ」
「乾いた空気は軽い/湿った空気は重い」
 
こうして「上空から空気が吹き下りる」「上空へ空気が引き上げられる」という現象が発生!
これが「気圧」の発生の始まりなんです。
 


 

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気圧の高気圧と低気圧とは?

気圧には、高気圧と低気圧の2種類があります。それぞれどういうものか確認しますね。
 

□低気圧とは

周囲より気圧が低い所を「低気圧」と言います。

・地球の自転の影響で北半球では「左回り」に渦を巻く、
・空気が中心に向かって「吹き込む」、
・この吹き込んだ空気は行き場を失って、中心付近で「上空へ吹き抜ける」
 これを「上昇気流」といいます!
・空気が上空で冷やされて飽和水蒸気量が減る、
・「水蒸気→ 雲→ 雨」と変化していく。
 
113 低気圧
 
そして中心の気圧が低いほど「吹き込む風」が強くなり、「上昇へ吹き抜ける風」も強くなるので、「大きな低気圧・強い低気圧」となります。つまり、「熱帯低気圧や台風」が代表的な例となります。
 

□高気圧とは

周囲より気圧が低い所を「高気圧」と言います。

・中心の地表に向かって空気が「吹き降りる」現象が「下降気流」
・下に降りた空気は行き場を失って、地球の自転の関係で
 「右回りに、外へ吹き抜けて」いきます。
・上空の冷えた空気・乾燥した空気が暖められて飽和水蒸気量が増し・水蒸気を吸い取り、水分を吸い取る乾燥した空気が外に広がっていくから「晴れ」るんです。
 
113 高気圧 
そしてこの高気圧には2種類「温暖高気圧」「寒冷高気圧」があるんです。
 
温暖高気圧で代表的なのが、”太平洋高気圧”のこと。赤道付近で暖められた空気が、北緯30度付近に集まり対流圏・”上空15km付近”まで上昇すること。
 
寒冷高気圧で代表的なのが、”シベリア高気圧”のことで、地表近くに重くて冷えた空気が蓄積されていきます。冬の放射冷却でおこる現象で、地表付近から”上空3km”付近までを覆う高気圧となります。
 


 

日本の季節ごとの気圧とは?

これで高気圧と低気圧の正体がお分かり頂けたかと思いますが、この気圧の動きに合わせて雲が発生したり、無くなったり、大風が吹いたりするわけです。
 
春:春から初夏にかけて高気圧と低気圧が日本上空でぶつかり合います。これが梅雨となってシトシト、まれに大雨となる原因です。
 
夏:初夏から秋にかけて赤道付近、海水温度26度以上の水域で大きな低気圧が作られます。その低気圧が台風となって”北”に移動して、アジア付近にやってくるんです。
 
秋:太平洋の温かく湿った空気が、北の乾いた低気圧に向かって吹き込みます。こうして秋雨前線ができて、雨がシトシト降り続くわけです。また日本の南に居座る高気圧が弱まって、東に移動するので、日本を直撃する台風が増えてきます。
 
冬:”西高東低”の気圧配置は、西から風が東に吹きます。日本海で湿った空気が上空へ上がって冷やされ雪となって降ってきます。たまに高気圧と低気圧の差が大きくなりますが、これが冬の大風が吹く原因でもあります。
 


 

最後に・・・

1年を通して気圧が動いて発生します。その気圧は高気圧から低気圧があり、風が吹いて雲が発生することが分かりました。そして、夏には台風となり、冬には冷たい風と共に雪と降ります。そして、夏から秋にかけて発生する「季節風・大きな低気圧」が台風となります。
  
 
類似記事
→ 「台風と熱帯低気圧と温帯低気圧の違いは?
→ 「秋雨前線とは何のこと?
 
 
 

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 - 天候・天気

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