台風と熱帯低気圧と温帯低気圧は何が違う?低気圧の仕組みとは?

      2016/09/07

 
114 台風と熱帯低気圧の違いTop
 
毎年夏から秋になると、台風や熱帯低気圧がいくつも発生しますよね。赤道付近で渦を巻いた低気圧が発生して北上、成長しながら日本へ到来します。
でも熱帯低気圧と台風は何が違うのでしょうか?また台風の後の温帯低気圧との違いなどについて紹介しますね。
 

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台風と熱帯低気圧は何が違う?

温かくなると天気予報では、「熱帯低気圧が〇〇沖の△km北で台風になりました」というような解説を聞いたことがあると思います。厳密にはちょっと言い方が違うかもしれませんが・・・・
ここで注目して欲しいのは「熱帯低気圧」と「台風」の二つです。最初に、この二つの違いについて説明しますね。
 
 

□熱帯低気圧とは

熱帯地域の海で発生する低気圧を”熱帯低気圧”と呼びます。
そして、日本に影響を及ぼす熱帯低気圧は、太平洋の西付近や南シナ海で多く発生します。
因みに低気圧とは→ 「低気圧と高気圧とは」別記事を参照してくださいね。
 

□台風とは

「熱帯低気圧」が大きく・強くなった状態を「台風」と呼びます。でも熱帯地域とは、主に赤道付近のことを指しますが、他の地域で発生する「熱帯低気圧→ 渦巻きの嵐」のことを、ハリケーンやサイクロンと呼んでいます。
 
つまり、熱帯低気圧と台風の違いとは・・・・
「最大瞬間風速が17.2m以上の熱帯低気圧→ 台風」


 
 

熱帯低気圧から台風にはどうしたら変わる?

発生条件として「温かい海/海水」が挙がります。
そして、この様な渦を巻いた嵐が発生するのは赤道付近なんです。
 

□熱帯低気圧発生に必要な条件

・赤道付近の高温
・海水温が26°以上
・大量の水蒸気
 

□熱帯地域でも台風が発生しない場所

熱帯低気圧が発生する条件が揃っていても、赤道直下だと発生しないんです。これは台風でも、ハリケーンでも、サイクロンでも同じように言えることなんです。
「なぜ?」と思いますよね。それは地球の自転が影響しているからなんです。
 
地球の自転をすると、その影響で空気に流れができて、それが渦になります。
この力の現象を「転向力=コリオリカ」と呼ばれています。
「北極・南極では回転が速く影響を受ける」
「緯度が下がると影響が減少」
「赤道直下ではゼロ」
 
つまり赤道直下の低気圧は、この回転の影響を受けないので渦が作られません。だから台風にもならないんです。
 
114 自転と気流
 


 

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台風から熱帯低気圧や温帯低気圧に変わるには?

天気予報を見ていると、台風が弱まり温帯低気圧になった、という言葉を耳にしますよね。
台風とは・・・熱帯低気圧が成長→ 台風に変化
その反対なら・・・台風が弱まる→ 熱帯低気圧→ ??
 
この様にに変化すると思いませんか?そこで、もう一度台風の条件を確認しますね。
1、熱帯低気圧
2、風速17.2m/s(秒速)
 
熱帯低気圧とは、熱帯・亜熱帯地域の温かい空気でできた低気圧のことです。そして、熱帯低気圧の成長したものが台風となりますが、北へ移動すると冷たい空気が流れ込むので、温かい空気でできた低気圧でなくなってしまうんです。
 
つまり「温帯低気圧とは」、低気圧の構造をしていて、暖かい空気と冷たい空気が混じった”別の低気圧”に変化したもののことなんです。
「熱帯低気圧と台風は、風速や勢力が違う」
「熱帯低気圧と温帯低気圧は、質が違う低気圧」
 
だから天気予報で説明しているのは、「台風が弱まり(熱帯低気圧として弱まる)、温帯低気圧(違う質の低気圧)に変化しました。」という意味なんです。
 


  

最後にまとめると

・熱帯低気圧・・・暖気だけで構成された低気圧
Tropical Cyclone 
 
・台風・・・風速17.2m/s(秒速)の低気圧
中心が東経100度線から180度経線までの北半球で発生した熱帯低気圧
Typhoon、Taifu 
 
・温帯低気圧・・・温帯地域で寒気と暖気でできた低気圧
別名、熱帯外低気圧/中緯度低気圧とも呼ばれる
Extratropical Cyclone / Mid-latitude Cyclone
 
 
類似記事
→ 「気圧と天気の関係と高気圧と低気圧とは?
→ 「秋雨前線とは何のこと?
 
 
 

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 - 天候・天気

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