メバル・眼張というメバル科の魚 漢字と名前の由来と語源辞典

   

 
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メバルというフカカサゴ科の魚は日本中に生息しています。1年中捕れるから釣りの初心者にも人気の魚の一種です。そんなメバルという魚の名前の由来や語源、各地の名称の他、どんな魚なのかその生態などについて紹介します。
 

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メバル・眼張の語源・由来

■メバル・眼張の生態

メバル・眼張とはメバル科メバル属で、北海道南部から九州、朝鮮半島付近の沿岸部、海藻の多い岩礁地や湾内に生息。
 
体長約20~30cm、外見は長めの楕円形と側扁(正面から見て縦に厚みがないこと)していて、下顎が出た受け口、大きな目があるのが特徴。
 
2008年までは1種類で、生息地や深度によって色が異なると思われていたが、DNA鑑定により3種類に分類されることが判明している。現在は、色があまり着いていないのが”シロメバル”、やや黒ずんでいるのが”クロメバル”、やや深い場所に生息して赤みがあるのが”アカメバル”となり、俗称は、メバルといえばアカメバルのこと、シロメバルはアオ、クロメバルはクロと呼ばれています。
 
バルの面白い習性で、雨・風になる前やフシ(天候の変わり目)にはさっぱり釣れなくなり、潮の流れや満ち引きだけでなく、天候が釣りに大きく影響してきます。

 

■メバルの名称の語源

・目が左右に張り出している姿から「目張る→ メバル」という説
 
・目が大きくて見張っているように見えるからという説
 
 


メバル・眼張の漢字と名称

カサゴ目・メバル科・メバル属、(メバルの総称であり、アカメバルのこと)
 
漢字: 鮴、眼張、眼張魚
学名: 
・Sebastes inermis・・・アカメバル
・Sebastes cheni・・・シロメバル
・Sebastes ventricosus・・・クロメバル
英名: rockfish、sea perch
別名: ガサ(青森周辺)、テンコ(新潟周辺)、ツヅメノ(富山周辺)、マバメチ(石川周辺)、ゴンダイメバル(鳥取周辺)、ワイナ(広島周辺)、ホシカリ(対馬周辺)
 

■メバルの歴史の話

・メバルとヒキ・コビキ
江戸時代頃まで、ヒキガエルが成長するとメバルになるといわれていました。「和漢三才図会」にも「メバルはセンジョ(ヒキガエル)の化かすころなり」と記載されています。今でも、愛媛県付近では小型のメバルをコビキと呼ぶことがありますが、語源はカエルという意味の”ヒキ”からきています。
 
・鳴子
安芸地方、現在の広島県付近の名産で、小さなメバルを塩漬けにした「鳴子」という食べ物があります。これは食べていると口の中で「音が鳴る」からです。「大和本草」でも「メハルノ子ヲ鳴子と云~食スハ口中ニテナル故名付ク」と紹介されています。
 
・分類の再編
以前まではカサゴ目フカカサゴ科メバル属で1種類とされてきましたが、近年になって分類が変わり、メバル科になり、3種類に分類されることになりました。
 

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メバル・眼張の産地と旬の時期

・旬の時期:12月~4月
・産卵期:
 

■メバルの現在の利用

・メバル釣りは天候が大きく関わります。雨が降る前や、風が強くなる前など天候の節目は釣れなくなり、反対に凪の日によく釣れるので、”メバル凪”と呼ばれることもあります。
 
・春になると釣れ始める魚なので、「春告魚」と呼ばれます。
 
・目が透き通っていて、光沢があるのが新鮮。大きすぎると脂が抜けてしまうので、20cmくらいのサイズが一番おいしいといわれています。
 
・カサゴ科・フカカサゴ科特有の鋭い背びれと、エラの周りにも大小のとげがあるので注意が必要。
 
・白身で淡白な魚で、カサゴやアイナメに似た味をしている。小骨が少なくて煮物・塩焼き・から揚げにして食されている。
 


最後に・・・

日本全国に生息していて一般的によく食べられている魚の一種。
お店でよく見かけて、釣りで人気の魚です。
 
 
参考:「原色魚類大図鑑・北隆館」「魚と貝の辞典・柏書房」「たべもの語源辞典 東京堂出版」
 
 
 

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 - 魚の語源辞典

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