イワナ・岩名というサケ科の淡水魚 漢字と名前の由来と語源辞典

   

 
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イワナというサケ科の淡水魚がいますが、日本では寒冷地や高山の源流部にのみ生息している魚となります。そんなイワナの生態や、名前の由来、イワナの伝説の話などについて紹介します。
 

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イワナ・岩名の生態と名前の語源と由来

■イワナ・岩名の生態

イワナ・岩名とはサケ科の淡水魚の一種で、主に4種類のイワナがで綺麗な低水温の渓流に生息。
  
日本に生息しているイワナ属は、「エゾイワナ」「ヤマトイワナ」「ニッコウイワナ」「ゴギ」の4種類と、近い種類のイワナ属に「オショロコマ」「ミヤベイワナ」などが確認されている。
 
体長は約30~70cmで個体差、種類によってサイズが異なる。外見は、細長くて側扁(正面から見て縦に薄い)していて、濃い褐色した体にオレンジや白の斑点が点在しているのが特徴。
 
肉食で、主に水中の昆虫、陸上の昆虫、小魚などを捕食するが、稀に大きなサイズの個体はヘビやカエルも捕食するものもいる。そして、敏感な魚で警戒心が強いがエサを咥えたらなかなか放さない。
 
 

■イワナの語源

・岩の間にいる魚という意味で「イハナ→ イワナ」という説
 
・イハアナウヲ(岩穴魚)→ イワナという説
 
 


イワナ・岩名の漢字と名称

サケ目・サケ科・イワナ属、(イワナの総称)
 
漢字: 岩魚、嘉魚、、鮇
学名: Salvelinus
英名: Char
別名: イモウオ、キリクチ、ユギ、ポン、トクシュ
 

■日本に生息するイワナ属の種類

「エゾイワナ」・・・アメマスのこと。千葉付近~サハリン付近
 
「ヤマトイワナ」・・・神奈川相模川付近~紀伊半島や琵琶湖周辺
 
「ニッコウイワナ」・・・岡山吉井川や島根揖斐川付近
 
「ゴギ」・・・中国地方の絶滅危惧種に指定されている極少数の魚
 
日本のイワナは、世界のイワナの生息地域の中で最も南の生息域となります。
これは、イワナは元々緯度の高い地域の水温約10℃で活性するのに対して、日本の大半の河川や湖は水温が高くなるので、山間部の水源付近や北海道の河川にしか生息できないからです。
 
だから、海外では降海型のイワナが多数生息していますが、日本のイワナの大半が陸封型となるといわれています。
 
・サケ科
→ コレゴヌス属
→ ステノドゥス属
→ プロソピウム属
 
→ サケ属
→ イトウ属
→ ブラキミスタクス属
→ カワヒメマス属
 
→ タイセイヨウサケ属
→ サルモティムス属
→ イワナ属
 → オショロコマ アラスカ~ベーリング海付近~北海道に生息
 → ミヤベイワナ 日本では北海道の然別湖とその支流のみ生息
 → サザンドリーバーデン 
 
 → カワマス ブルックトラウトのこと。日本では上高地に放流されている
 → レイクトラウト 北米・イギリス原産
 → ホッキョクイワナ
 
 → アメマス エゾイワナのこと
 → ニッコウイワナ 絶滅の可能性が出始めている
 → ヤマトイワナ 
 → ゴギ 絶滅危惧種
 
 

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イワナ・岩名の旬の時期と歴史の話

・旬の時期:春~夏
・産卵期:10月~1月
 

■イワナの歴史の話

・「イワナ止め」という地名や名称は、イワナは川の源流部に生息するので、魚が遡れる川の限界地点を指して付けられた。
 
・飛騨地方の中山に生える篠竹は魚に似ている。五月雨の頃になると、この篠竹のタケノコが川におりてイワナ(岩魚=篠魚)になるという伝説がある。
 
・加賀国(北陸周辺)では、渓流に竹の葉が落ちて魚になったという話が伝わっていて、これがイワナだといわれている。
 
 


最後に・・・

イワナが住む環境が日本から無くなってきているので、固有種の自然増殖が困難になってきています。
そのため、養殖と放流をして個体数の維持を図っているため、何とか激減していないのが現状です。
 
原産国である、北米のアメリカ北部やアラスカ州、カナダでは70~80cmのイワナは大きいサイズですが釣れています。
 
 
参考:「原色魚類大図鑑・北隆館」「魚と貝の辞典・柏書房」「たべもの語源辞典 東京堂出版」
 
 
 

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 - 魚の語源辞典

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