ヤマメ・山女魚は渓流にいるサケ科の魚 漢字と名前の由来と語源辞典

   

 
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山女魚と書いてヤマメと呼ぶサケ科の魚がいます。なんだか、かわいいような、綺麗なような、そんなイメージの名前をしていますが、何故このような名前がついたのでしょうか?
このヤマメの生態や名前の由来や語源などについて紹介します。
 

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ヤマメ・山女魚の生態と名前の由来

■ヤマメ・山女魚の生態

サケ科の淡水魚の一種で、北海道~神奈川県酒匂川付近の太平洋側、本州の日本海側、一部の北九州地方が生息範囲となります。
生息地は、川の源流近くのやや下流で、イワナより少し下流が適した水温となります。またヤマメは陸封型と降海型の2種類に分類されています。
 
陸封型・・・一生川で生活する個体のこと 
降海型・・・一部の個体が川を下って海で生活、4~5年後に川を遡上
 
そして、ヤマメの陸封型と降海型は呼び名が異なります。
陸封型・・・「ヤマメ」
降海型・・・「サクラマス」
 
ヤマメの外見の、褐色の体色をしていて、背中には小さな黒っぽい斑点、側面には小判形の斑紋(パーマーク)が並んでいるのが特徴。
 
また、「ヤマメ」の近種類に「アマゴ」という魚がいて、その違いは生息地域と体表の特徴がやや異なることです。アマゴの生息範囲は酒匂川~西日本(北九州を除く)。
 

■ヤマメ・山女魚の語源

・ヤマ マス ムレ(山鱒群)から「ヤマメ」になったという説
 
・山の魚という意味から、「ヤマ山+ メ魚= ヤマメ」という説
 
・山にいる綺麗な姿の魚から「山女魚」の漢字語源で「ヤマメ」になったという説
 

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ヤマメ・山女魚の漢字と名称と歴史の話

サケ科・サケ目・タイヘイヨウサケ属 、(陸封/ヤマメ、降海/サクラマス)
 
漢字: 山女魚、山女
学名: Oncorhynchus masou masou
英名: Cherry trout、Seema
別名: ヤマベ、アマゴ、エノハ、幼魚をギンケ、ヒカリとも呼ぶ
 
※古い言葉で魚のことをメと呼びます。「山(ヤマ)+魚(メ)= 山魚」が語源
 

■ヤマメの呼び名の違い

・東北や北海道ではヤマメのことをヤマベと呼ぶが、関東でヤマベとは「コイ科・オイカワ」の事で、混同されやすい。
 
・九州など一部の地域ではヤマメとアマゴを区別せず「エノハ」と呼ぶ地域がある。
 

■ヤマメの歴史の話

・貧しい山中の村に住む百姓を助けるために、弘法大師がエノキを川に投げ入れました。そのエノキが魚になったのがヤマメだという話が伝わっています。
 
・江戸時代に書かれた「大和本草」には、アマゴとヤマメは同じ魚としてアメノウオという名前で紹介されていています。
 
 


ヤマメ・山女魚の旬の時期と利用について

・旬の時期: 4月頃、解禁後の春
・産卵期: 8月~11月頃、地域によって産卵期が異なる
・禁漁期間: 10月~4月頃、地域によって2月頃から解禁
 

■料理と釣り

川魚の中で一番おいしい、といわれているのは「アユ」となります。その次に「ヤマメ」がおいしいといわれています。釣りたてのヤマメは、塩焼きが一番といわれている。また、骨が柔らかいので甘露煮にしても絶品。
 
日本の渓流釣りの代表といえる魚で、ミャク釣り、フライフィッシング、テンンカラなど様々な釣り方で楽しめる。エサは、イクラ・ブドウ虫が主流。
 
 


最後に・・・

渓流の魚ですが、砂防ダムやダムなどによって生息地が減少しているため、天然のヤマメが減少している。その反面、釣りや料理で人気の魚なので、養殖や放流も盛んに行われています。
  
因みに、ニジマスは外来種ですが、ヤマメは日本にもともと生息している種類の魚の一種となります。
 
 
参考:「原色魚類大図鑑・北隆館」「魚と貝の辞典・柏書房」「たべもの語源辞典 東京堂出版」
 
 

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 - 魚の語源辞典

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