台風はどうやって経路と進路が決まる?移動の仕組みと予想の仕方

   

 
131 台風はどうやって経路と進路が決まる?Top 
 
台風が日本に直撃するときもあれば中国へ抜けていくときもありますよね、なぜ一定した経路をとらないのでしょうか?また、台風の発生から消滅するまで、常に進路方向が変化していますがなぜなのでしょうか?そんな台風の経路や進路について紹介しますね。
 
 

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台風の経路と進路は季節で変わる?

台風とは、赤道付近で温められた「熱帯地域の高温の水蒸気・空気の塊・海水が26℃以上」が素になった低気圧の事です。このような低気圧のことを「熱帯低気圧」と呼びますが、「最大瞬間風速が17.2m以上になったら台風」となります。
 
詳しくは別記事を参照してくださいね。→ 「台風と熱帯低気圧と温帯低気圧の違い」 
 

◇台風は移動どうやって移動する?

そんな台風は自分で移動することはできず、地球全体の空気の流れで移動しているんです。
  
対流圏内(高度0km~11km)の風、例えばジェットストリーム(ジェット気流)が良い例ですが、台風が北上するのは自転と暖かい空気から冷たい空気へ流れる、空気の流れが影響しているんです。
 
「暖かい南→ 寒い北」へ地球全体の空気の流れの影響
「自転→ 赤道付近から北へ押し出される」
 

◇なぜ曲がりながら日本へ向かってくる?

台風が真っすぐ北へ移動することは滅多にないですよね。太平洋の真ん中あたりから「北西に向かって」移動、日本に近づいたら「西北西→ 北→ 東北東→ 北東」と進路を変えながら移動していきます。
 
台風には「気圧」が影響していて、「台風= 低気圧」「高気圧」の関係しているんです。
簡単に説明すると、高気圧に沿って低気圧が移動するんです。
  
1、台風(低気圧)が北上→ 高気圧にぶつかる→ 気圧の低い方へ移動
2、日本付近で太平洋上の高気圧が途切れる→ 北や東へ進路変更
  
つまり、「太平洋高気圧」に沿って台風が移動しているんです。
 

◇季節によって経路が違って本当?

大きく進路を分けると、3通りの経路に分けられます。

1、台湾・フィリピン方面へ抜けていく経路
初夏や晩秋は、太平洋・大陸・北からの高気圧が邪魔をして北上できないので、そのまま西へ抜けて行ってしまいます。
 
2、日本付近を通過する経路
夏~秋になると、太平洋高気圧が少し弱まるので、日本の南付近の海上を移動しながら北・北東へ進路を変えます。
 
3、日本の沖、遥か南から東へ移動する経路
秋~晩秋には、太平洋高気圧が弱くなり、大陸や北からの高気圧が日本付近にくるので、日本から遥か遠く離れた海上を移動するようになります。
 
つまり、「初夏と晩秋」「夏~秋」「秋~晩秋」に通る台風の経路があるので、夏から秋は台風が日本に到来することがあるんです。
 
131 台風の進路
 
※経路とは・・・通る道筋のこと
例)平年では台風はこの経路を辿るります。この台風はこのような経路を辿ってきました。
 
※進路とは・・・向かっている方向のこと
例)現在台風の進路は北西へ移動中。この後台風は北東へ進路が変わる予想です。
  

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台風の進路はどうやって決まる?メカニズムは?

台風は「太平洋高気圧」に沿って移動します。でも、一定の勢力が常に同じ場所にあるわけではありません。勢力が強くなったり弱くなたりしながら変動していくものなんです。
「太平洋高気圧は数日ごとで強さが変動する」
 
こうして、刻一刻と変動している「太平洋高気圧の勢力に影響」されながら、「北~西」へ向かって移動する方向が決められていくんです。
「台風の進路→ 太平洋高気圧の勢力動きをチェック」
 

◇他にも進路に影響を与えるものがある?

太平洋高気圧が弱まると北へ進路が変わりますよね。そのまま北上していきます。
 
そして、北緯30°辺りで先程少し触れた「偏西風=ジェットストリーム(ジェット気流)」が影響してくるんです。
 
131 ジェットストリーム 
 
上空に吹く強い東へ吹く風に押されて加速しながら北へ移動、そして東に進路が変わっていきます。
この進路を東に変えることを、専門用語で「転向(てんこう)」と呼ぶんです。
 
因みに北緯30°とは、地名でいうと「九州の屋久島」「東京の小笠原」辺りになります。
 
※偏西風= ジェットストリーム(ジェット気流)
西から東へ3000m~5000m付近で常に吹き続けている風の事です。
風が吹いている場所は一定ではなくて、東京付近の上空を吹くときもあれば、樺太付近を吹くときもあります。
 
 

台風の進路はどうやって予想する?

・これまでご紹介してきた通り、「台風は南から北へ移動」させられる。
・進路の決定は「高気圧」次第、特に「太平洋高気圧」が大きく影響。
・東へ向かうかどうかは「太平洋高気圧と」「ジェットストリーム」次第。
 

◇台風の進路の予想方法

簡単に紹介すると、「気圧の低いところ」へ流れていくと思うといいですよ。
 
1、高気圧と高気圧の間
「高気圧= 山」「低気圧= 谷」とすると、台風が山にさえぎられて、谷へ向かうというイメージです。
 
2、太平洋高気圧
先程ご紹介した、「太平洋高気圧に沿って西・北・東」へ移動
 
3、気圧配置
高気圧がどこにあるのか、季節によって強さが増す日本付近の高気圧に注目。
 
・シベリア高気圧は、秋が深まると北で勢力を増して日本にくる機会が増えます。
・揚子江高気圧とチベット高気圧は、通常停滞していますが、勢力が増して日本付近に影響を与えます。ここから大陸性の移動性高気圧が生まれるからです。
 
 

最後に・・・

台風や熱帯低気圧は一年中発生しています。たまたま、日本の夏前後に多く発生して、日本付近に到来するだけなんです。
そして、遠くで発生して遠くで消滅する場合もあれば、日本の近くで発生して北海道でも強い勢力を保ったままの場合もありますが、季節によって大体の経路が決まってくるものなんです。
そして、高気圧次第で進路が定まってくるんですね。
 

6月頃まで・・・西へ進路をとることが多い
 
7月~8月・・・上空の風・偏西風が弱いのでジグザグ・一定の動きをしない台風などが発生しやすい
 
9月前後・・・日本へ上陸しやすい
 
10月以降・・・台湾方面や太平洋沖を東を通ることが多い
 
 
それでは、台風や熱帯低気圧が発生したらどんな動きをするのか、これからはチェックしながら予想してみてくださいね。
 
 
 

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