寒ブリと呼ぶのはどんな条件が揃ったら?ブリとは何が違う?

   

 
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寒ブリとはどんなブリなのかご存知でしょうか?漠然と冬に捕れるブリのことや日本海で捕れるブリというイメージではないでしょうか?
ブリも寒ブリも同じ魚ですよね。そこで、寒ブリと呼ばれる条件や普通のブリとの違いなどについて紹介しますね。
 

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寒ブリとブリになどんな違いがある?

ブリをはじめ、出世魚は日本の不思議な魚文化の一つではないでしょうか?ハマチ・イナダ・ワラサ・ワカシなど、どれもブリと同じ種類なのに大きさが違うだけで名前が変わってしまいます。学術的に英語で呼ぶと、イエロー・テイルやアンバージャックで済むのに、紛らわしいですよね。
 
更に紛らわしいのが、成長したブリにも寒ブリ・ブリ・養殖ブリ・・・と呼び名が分かれていることです。かろうじてブリと養殖ブリなら「ブリ= 天然もの」「養殖ブリ= 養殖もの」と理解ができます。
 
とりあえず、養殖も天然も合わせて「ブリ」としておきます。それでは、寒ブリとは何のことなのでしょうか?ブリと何が違うのでしょうか?
 
「ブリ」とは、一年中捕れる80cm以上のブリ科のこと
「寒ブリ」にはいくつか説があります。
→ 日本海で捕れたブリのこと
→ 寒い時期に捕れたブリのこと
→ 冬に捕れた天然のブリのこと
→ 冬の北陸で捕れたブリのこと
 
それでは、寒ブリの条件について、もう少し詳しくご紹介しますね。
 
 

寒ブリという名称の条件は?

「寒ブリ」とはどういうものか、世間一般で共通しているのが辞書なので、辞書を参考に記載内容を紹介しますね。
 
「寒の時期に捕れるぶりのこと」
「寒中にとれるぶりのこと」
「寒にとれるブリのこと」
 
参考:「日本国語大辞典・小学館」「大辞泉・小学館」「広辞苑・岩波書店」
 
 
こうしてみると、一般的に日本では、寒ブリの定義には産地や海域は関係無いですよね。
今まで、冬の北陸や日本海で捕れたブリのことという説や、冬に捕れる天然を寒ブリ、養殖ものは全てブリという説などは、単なるイメージだったということになりそうです。
 
でも、昔から寒中に北陸付近で捕れるブリは有名で「越中ブリ= 寒ブリ」と呼ばれていましたから、冬の日本海で捕れたブリが寒ブリの語源だと思われます。
 
 

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寒ブリの時期と場所は?

寒中に捕れたブリを寒ブリと呼ぶとすれば、いつ頃からいつまでのことを指すのでしょうか?
 
「毎年12月から翌年2月までの冬の時期に漁獲されるブリのこと」と言われています。
→ カレンダーで期間を決めた方法ですね。
 
・北陸では、11月下旬頃の日本海で発生する*大嵐のときブリの旬の時期の始まりといわれていて、漁獲量が減りだす1月下旬から2月頃までが「寒ブリの時期」ともいわれています。
※この嵐は雷を伴っていて「ぶりおこし」と呼ばれています。
→ これは自然の流れに合わせた期間の決め方となります。 
 
・寒中とは「寒の入り・1月5日頃」から「寒明け・2月4日頃」の期間を指します。
→ 旧暦で決めた呼び方です。この考え方だと、12月はブリの旬の時期の始まり、1月~2月が寒ブリの時期となります。
 
こうしてみると、現在はブリが南下して本州付近に来る寒い頃、12月頃~2月頃に捕れるブリのことを「寒ブリ」と呼ぶことになります。
 
 

〇冬の太平洋で捕れたブリは何て呼んだらいい?

辞書と、先ほどの旬の時期と旧暦の呼び方を参考にして考えてみますね。
 
時期が合っていれば寒ブリなので、千葉の漁港や和歌山の漁港、高知の漁港で揚がっても寒ブリとなります。
→ 太平洋産の寒ブリ、〇〇産の寒ブリなど
 
養殖も同じように辞書を参考にすれば、時期さえ合っていれば寒ブリになります。
→ 養殖寒ブリ(対は天然寒ブリ)、〇〇産の寒ブリなど
 
 

最後に・・・

寒中に捕れるブリのことが寒ブリということは、元々は1月~2月に捕れるブリが寒ブリだったんですね。
 
だから、心情的には寒い季節に捕れる日本海産のブリが寒ブリ、というイメージが抜け切らないと思いますが、言語的には寒い時期に捕れるブリ、養殖の寒ブリ、〇〇産の寒ブリなど全部「寒ブリ」で構わないということです。
 
それでは、これからも美味しいブリを堪能してくださいね。
 
 
 

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 - 魚の諸々話

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